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初心者が、WordPressでコーポレートサイトを作る全手順-2

初心者が、WordPressで企業サイトを作る全手順-2

初回の「初心者が、WordPressで企業サイトを作る全手順-1」では、企業サイトの体裁をおおよそ完成させた。

第2回目となる今回は、各セクションの体裁をどうするか、どうやって更新していくかについて紐解いていこうと思う。

数あるCMSツールのなかでも、WordPressは実は初心者にとっても扱いやすいもので、なおかつ極めようと思えば、その意思に応えてくれる奥深さも備えている。

「初心者が」のキモは、あらかじめテンプレートが準備されているCMSツールを活用することによって、HTMLやCSSといった、いわゆるWEB制作の知識がなくても、WEBサイトとしてある程度の体裁を整えられることだ。

少し馴れてきたら、WordPressを使って、試行錯誤しながらでもWEBサイトにあなたのオリジナリティを組み入れていくことにもチャレンジしてほしい。

最新のお知らせを掲載する

お知らせの最新5件をページの右側(サイドバー)に表示する。
管理画面の[外観]-[ウィジェット]の「副ウィジェットエリア」に「最近の投稿」を設定すればよい。
「最近の投稿」をクリックし、「副ウィジェットエリア」をチェック、「ウィジェットを追加」をクリックする。

最新のお知らせ1 ウィジェット追加

続いて「副ウィジェットエリア」に追加された「最近の投稿」のサイト上の表示文字を変更する。
「副ウィジェットエリア」の「タイトル」欄に、表示したい文字を入力すれば変更できる。ここでは「最新のお知らせ」とした。
最新の表示件数を増やしたいのであれば、「表示する投稿数」を希望する件数に変更しておこう。

最新のお知らせ2 ウィジェット編集

ここまでの作業で、ページの右サイドバーに「最新のお知らせ」欄が追加された。

最新のお知らせ3 TOPページ

サイトのTOPページ(HOME)を作る

ここから固定ページの内容の入力を進めていく。
まずは、サイトTOP(HOME)だ。

現状は、サイトTOPには、投稿ページで入力されている最新の記事が表示される設定になっている。
ページの内容を入力する前に、サイトTOPに固定ページで作った「サイトTOP(HOME)」が表示されるように変更する。
操作は、管理画面の[設定]-[表示設定]の「フロントページの表示」を変更すればよい。
「固定ページ」をチェックし、「フロントページ」から「TOPページ」を選び保存する。

TOPページ TOPを固定ページに設定

ここまでの作業でサイトのTOP(HOME)には固定ページで作成した「TOPページ」が表示されるようになった。ここで、1点気になることが・・・。それは「TOPページ」と固定ページのタイトルが表示されていることだ。
会社案内や事業内容であればこれでいいが、サイトのTOPに「TOPページ」とは、なんともセンスがない。

TOPページ タイトル不恰好

これを解消するには、テーマを改造する方法もあるが、ここでは固定ページのタイトルをHTMLのコメント化(コメントアウト)し、表示させなくすることで回避しておく。
操作は、管理画面の[固定ページ]-[固定ページ一覧]から以前に作成した「TOPページ」を編集で開く。
そして、タイトルをHTMLのコメント記述ルールに従って修正する。HTMLのコメントは、表示したくない文字列を「<!ーー」と「ーー>」で囲めばよい。
今タイトルに入力されている「TOPページ」を「<!ーーTOPページーー>※」と修正し、更新する。

※本来は半角で記述すべき。

TOPページ タイトルコメント化

サイトのTOPページを確認すると、固定ページのタイトルは表示されなくなった。

HOME

次にTOPページの内容を入力していこう。
まずTOPページに何を掲載するかを考える。
無難なところで、

  • 事業内容をイメージできるビジュアル画像
  • 企業メッセージ

で構成する。

まず、ビジュアル画像を準備する。WordPressの管理画面の中で画像のリサイズや切り出しなどの編集も可能だが、今回は幅600px高さ200pxの画像を事前に準備した。
操作としては、先ほどと同様に管理画面の[固定ページ]-[固定ページ一覧]から以前に作成した「TOPページ」を編集で開く。そして、仮の入力内容を消去後、「メディアを追加」から準備したビジュアル画像を選択する。

TOPページの内容を入力

「メディアを追加」をクリックすると「メディアを追加」画面がポップアップするので、「ファイルを選択」から表示されるダイアログで準備しておいたビジュアル画像ファイルを選択する。

TOPページ

選択したビジュアル画像を開くと、画像をアップロードの後、以下のような画面になる。
「添付ファイルの表示設定」の中の「サイズ」をフルサイズにして「固定ページに挿入」をクリックすれば、固定ページの入力画面に組み込まれる。

TOPページ メディアを追加

以下が固定ページの入力画面に組み込まれた状態だ。

TOPページ ファイル選択

次にビジュアル画像の下に企業メッセージを掲載する。
ビジュアル画像の下あたりをクリックし、Enterキーを押すとカーソルが表示されるので、メッセージを入力して、更新する。

TOPページ ファイル挿入

TOPページを見てみよう。

TOPページ 挿入後

会社案内ページを作る

次に会社案内のページを制作する。
会社案内に関しては、次の手順で制作する。

  • MS-Excelで内容を入力
  • MS-Excelのセルをコピー、WordPressの固定ページ入力画面にペースト

この方法を用いると、HTMLを知らなくても表組みで内容の掲載が可能になる。

まず、MS-Excel上で会社案内の内容を入力する。おおよそ以下のような内容だろう。

会社案内ページ Excel

次に管理画面の[固定ページ]-[固定ページ一覧]から以前に作成した「会社案内」を編集で開く。
そして、先ほどのMS-Excelに入力した内容を範囲選択してクリップボードへコピーし、「会社案内」の編集画面でペーストすれば完了だ。

会社案内ページ ペースト

会社案内ページを見てみよう。
表組みされているので項目名と内容がきれいに面一で揃っている。
画像では見難いが罫線も入っている。

会社案内ページ

初心者が、WordPressでコーポレートサイトを作る全手順-2、後半は

「事業内容ページを作る」へ

初心者が、WordPressでコーポレートサイトを作る全手順-3

初心者が、WordPressで企業サイトを作る全手順-3

初心者でも、WordPressなら企業サイトを構築できる。前回の記事では、この命題を実現できることを証明した。

全3回でお届けする、「初心者でも企業サイトを」の最終回の今回は、もう少しWEBサイトの内容をそれっぽいものにできるような工夫を凝らしていく。

Googleがスマホサイトに対応していないWEBサイトの検索順位を下げると宣言し、戦々恐々としている担当者も多いかもしれない。しかし、もう少しだけ努力すれば、レスポンシブデザインさえカバーすることができる。もうスマホ化の心配など無用になるのだ。

前回の記事では、企業サイトのおおよその体裁を整えることに注力した。各セクションのページを作ってきたわけだが、企業サイトのツールとして必要なのは、情報の更新「お知らせページ」を設けることだ。WordPressをCMSとして使う大きな理由でもある。

WordPressで最新のお知らせページを作る

お知らせの掲載はWordPressの機能「投稿ページ」で制作する。
初期状態では「Hello World!」が1件登録されているので、「Hello World!」を削除してから新たに「コーポレートサイトをリニューアルしました。」記事を登録しておこう。

管理画面の[投稿]で投稿ページの一覧が表示されるので、タイトルが「Hello World!」のページを「ゴミ箱」へ送る。

Hello World削除

続いて「新規追加」で「コーポレートサイトをリニューアルしました」ページを作成する。
要領は、固定ページの作成と同じなので、前回の記事を参考にしてほしい。

記事入力

作成した「コーポレートサイトをリニューアルしました」ページをチェックしてみよう。
少しタイトルが大きいので、スタイルシート(CSS)に修正を加える必要がある。ただし、細かな調整はもう少し後にして、今はこのままにしておこう。

「コーポレートサイトをリニューアルしました」ページ

お知らせの一覧を見てみよう。
「未分類」と表示されるのが気になる。
「未分類」を「お知らせ」に変更しよう。

未分類気になる

管理画面の[投稿]-「カテゴリー」で現在登録されている投稿ページのカテゴリーの一覧が、ページの右側に表示される。
初期状態では、「未分類」1つが登録されている状態だ。
「編集」をクリックし、名前を「お知らせ」、スラッグを「news」に修正しておこう。

カテゴリー
カテゴリー編集

お知らせの一覧をチェックすると、「未分類」が「お知らせ」変更されている。

お知らせになった

ヘッダー画像を差し替える

企業サイト作りも、ようやく終盤にさしかかっている。こんどは、ヘッダーの背景画像とタグライン(メッセージ)を変更しよう。

管理画面の[外観]-「ヘッダー」でヘッダーのデザインなどが編集できるようになる。そのなかの「ヘッダー画像」でヘッダーの背景画像を変更する。「新規画像を追加」から任意の画像を選んで設定する。

ヘッダー画像差し替え

「ファイルをアップロード」で新たな画像ファイルをアップロードして使用する。
「ファイルを選択」から表示されるダイアログで

アップロード

ファイルのアップロードが正常に終わると「選択して切り抜く」から、ヘッダーのサイズに合った部分を指定し「画像切り抜き」で切り抜く。

切り抜き

「保存して公開」でヘッダー画像の変更は完了だ。

保存

トップページをチェックすると、ヘッダー背景が変更されている。

TOPページ

次にタグライン(メッセージ)を変更し、文字色も同時に調整しておこう。

管理画面の[外観]-「ヘッダー」でヘッダーのデザインなどが編集できるようにする。そのなかの「サイトタイトルとキャッチフレーズ」でタグライン(メッセージ)を修正する。

メッセージ変更

同様に、「色」でテキストの表示色を変更する。
「保存して公開」をクリックすれば完了だ。

文字色変更

完成したサイトを見てみよう

ここまでの作業で制作したページを見てみよう。

TOPページ

会社案内

事業内容

お問い合せ

お知らせ

スマホサイトを見てみよう

ちなみに、今回のサイト構築で利用したWordPressのテーマ(フォーマット)は、レスポンシブにも対応しており、実は、裏側ではすでにスマホサイトができあがっている。
以下にスマホページのキャプチャをいくつか紹介する。

スマホサイト・トップページ

スマホサイト・会社案内

スマホサイトのグローバルナビ

WordPressがあれば、初心者でも十分に企業サイトを構築できる

ここまでの作業でようやく企業WEBサイトを完成させることができた。ミニマムな構成であれば初心者でも企業WEBサイトが作れることが理解していただけたと思う。

もちろん、この仕上がりが最善だとは筆者は考えてはいない。しかし、企業サイトにとってほんとうに大切なことは、訪問者に対して有益な情報を提供し、それによって実現する「集客」であるはずだ。

たったこれだけのサイトであっても、訪問者が「助かった」と感じてくれるほどの有益な情報が掲載されているサイトであれば、検索エンジンも高い順位を差し出してくれる。

これを実現するためには、WordPressで構築したWEBサイトの強みを活かし、更新を怠らず、あなたの顧客候補が何を求めているかを模索し続けよう。検索エンジンのクローラーがあなたの新しいWEBサイトを巡回してくれる日は近い。

誰でもできる、集客コンテンツを作るSEO7つの手順

集客コンテンツを作る7つの手順

あなたは、WEBコンテンツを「自社製品の特長」から設計していないだろうか。

もちろん、自社製品の特長は語るべきコンテンツだ。しかし、市場を無視して自社製品の特長を語ったところで、あなたが望んでいる見込み客は集まってはくれない。

まずあなたが行うべきは、市場が何を望んでいるかを知ることだ。市場のニーズに合った製品の訴求方法でコンテンツをリリースし、集客する。そのあとでじっくり自社製品の特長を主張しても遅くはない。

この記事では、WEBコンテンツを作成する過程における、「集客」方法にについてご紹介する。すべては、人の目に触れてはじめて始まるのだということを忘れないでほしい。

SEOコンテンツは、テキスト情報で伝えなければいけない

SEOコンテンツは、テキスト情報で伝えなければいけない

「文字がいっぱいあっても、読む気がしないでしょう?」

そんなことを思うのは、普段から文章を読む習慣のない、あなただけだ。
本気で困っている人、真剣に情報を探している人は、必ず読んでくれる。いや、斜め読みはしてくれる。そして必要な部分はしっかり精読さえしてくれる。

ここで考えてほしいのは、画像ばかりのWEBサイトを良い情報だからと上位に引き上げてくれる検索エンジンは存在しないということだ。いくら無人運転を可能にする自動車を開発してしまうGoogleでも、残念ながらそこまで技術は発達していない。

文章の良し悪し、内容のクオリティは判断できても、画像に隠されている内容まで考慮して検索ユーザーにとって有意義なコンテンツとまでは理解できないのだ。

インターネットはテキスト文化だ。
次々とバズを生み出す、飛び道具のようなアイデアなしで集客をしたいのであれば、みっちり文章で説明することだ。

SEOコンテンツ作成の手順

SEOコンテンツを作成するための手順を具体的に紹介しよう。

手を抜かず、この手順にそってコンテンツを作成すれば、必ず効果が出る。
これは我々がSEOコンテンツを作成するときに常に実践している方法であり、それなりの効果を上げ続けている実証済みの方法だからだ。

あなたも、これから紹介する7つの手順にトライして、その効果を実感してほしい。

1.検索キーワードを決める

検索キーワードを決める

SEOコンテンツを作成する前に考えるべきは、対策キーワードを何にするかだ。

まず、製品の特長や関連するキーワードを書き出してほしい。
それらをひとつずつ、過去に検索された複合キーワード(フレーズ)を調べるためのツールを利用して、リストアップする。

たとえば、「WEB制作」と入力すると、関連キーワード取得ツールでは、「Googleサジェスト(Googleで直近に検索された複合ワードのリスト。検索ニーズを教えてくれる重宝な機能だ)」をはじめ、五十音順に複合ワードのリストを提示してくれる。

関連キーワード取得ツール

GoodKeyword

提示されたキーワードをコピーして、Googleアドワーズの「キーワードプランナー」で月間検索数を調べよう。
Googleアドワーズはリスティング広告を出稿するためのツールだが、広告主でなくても登録さえすれば利用できる。ログインしたら、上部にある「運用ツール」から「キーワードプランナー」を選択する。

「キーワードプランナー」で月間検索数を調べるには、いくつかの方法があるが、2番目に提示される「キーワードの検索ボリュームを取得、またはキーワードを広告グループに分類」を選択する。入力窓が表示されるので、先ほど「関連キーワード取得ツール」で調べた複合ワードのリストをペーストして、月間検索数を調べる。

「WEB制作」だと4,400件、「WEB制作会社」だと2,900件だと分かる。検索数の横に表示されている「競合性」にも注意しよう。これは、広告出稿する際に競合先がどれだけ多いかを示すものだが、競合が多いということはSEO的にも近いといえる。月間検索数が数千以上になるビッグワードは、競合が多く、上位に食い込むのは至難の業となるということだ。

Googleアドワーズ

2.競合を調べる

競合を調べる

対策するキーワードが決まったら、マーケットを調べよう。市場調査をして、あなたのコンテンツに必要な策を練るための準備期間だ。

とにかく対策キーワードで、検索してみる。1ページ目に表示されたページの内容をざっと見比べてみる。タイトル、紹介文をチェックすれば、おおよその傾向がつかめるはずだ。競合性が高いキーワードなら、検索上位に位置するページは洗練されたものだから、ページを開いてみる。

斜め読みし、どのような内容が書かれているかを確認しよう。
ときに専門家のあなたでも、そういう考え方や捉え方もあるなと競合のページに教えられることもある。教えられたことを拝借しないまでも、あなたの視点で記事を書き連ねていく際に、参考データとして役に立つ。

「アウトプットをするためには、その10倍の知識のインプットが必要」

といわれる。検索ユーザーが「なるほど」と感心してくれるコンテンツを作るためには、専門家といえども柔軟な姿勢で物ごとを多面的に捉える必要がある。競合ページを調べるのは、コンテンツに幅を持たせるための準備と考えてほしい。

3.キーワードに関連する人気記事を調べる

キーワードに関連する人気記事を調べる

検索ユーザーにとって、有益なコンテンツを作成するためには、検索上位のページを調べるだけでは足りない。

なぜなら、集客はSEOによってのみもたらせるものではなく、SNSのシェアによってももたらされる可能性が高いからだ。

これを知るには、あなたの製品が属する専門サイトやキュレーションサイトでまとめられた記事、ブックマークサイトなどで人気の記事をチェックすることをおすすめする。

多くの人にシェアされる人気の記事が、どのような切り口で製品に関連するコンテンツを展開しているかをつぶさにチェックしてほしい。
検索上位にあるページと同じ傾向があったり、まったく異なる内容であったりすることにも気づくだろう。

競合ページの傾向を読み解くのは、感覚的なものだ。センスといってもいい。
これだけはテクニックがあるわけではなく、一朝一夕で身につくものではないので、数をこなしながら慣れていくしかない。

4.検索ユーザーのためになる記事を書く

検索ユーザのためになる記事

SEOコンテンツを作成するには、競合ページの傾向を読み解き、それらを上回るコンテンツを執筆することが大切だ。

対策するキーワードで、検索ユーザーは何を求めているのかを想像し、彼らの求めるコンテンツを組み立てていく。主題を据え、あなたのロジックをストーリーで展開しよう。

まず、展開するストーリーを見出しで表現していく。
その見出しにつながる内容をざくっと書き出していこう。

いちばん上の見出しから順にアイデア出しをしなくても構わない。あなたの得意なところから書き連ねていけばいいのだ。
少しずつそれを積み重ねていけば、徐々にSEOコンテンツが仕上がっていく。

おおよその構成が済んだら、以下のチェックポイントに気を付けながら、全体を見直そう。

  • 見出しが抽象的なものになっていないか
  • 全体が流れるように組み立てられているか
  • 見出しに続く書き出しは、次のパラグラフを読みたくなる構成になっているか
  • 他人に読んでもらい、感想を聞く

SEOライティングのセオリー、7つの絶対ルール

5.リリースしてみる

リリースしてみる

今までのチェック項目を守りながら、あなたが渾身の力で書いた記事なら、きっと人を呼び込めるコンテンツになっているはずだ。とはいうものの、どうなるかはネット上の競合との兼ね合いによるので、リリースしてみないと分からない。

とにかく思い切ってリリースしてみよう。WEBマーケティングは、失敗しても構わない。印刷物とは違い、すぐに修正ができるのだから、どんどんトライするべきだ。トライしなければ何も得られない。宝くじは買わないと当たらないのだ。

リリースする際に、我々が実践していることをお伝えしておくので、参考にしてほしい。

  • WEBサイトのトピックを更新し、内部リンクを増やしておく。
  • サイトマップを作成し、Google Search Consoleに登録。
  • Google Search Consoleの「Fetch as Google」でリリースしたコンテンツを登録。
  • SNSのいくつか(当社はfacebook、Twitter、はてなブックマーク、Google+、pinterest)に投稿。

6.必ず修正を加える

必ず修正を加える

コンテンツをリリースしたあと、あなたがすべきは、順位のチェックだ。Google Search Consoleの「Fetch as Google」でコンテンツを登録すれば、すぐにクローラーが情報をデータベースに収めてくれるので、すぐに検索結果に反映される。

GRCがもっともポピュラーだが、無料ツールを利用しても構わない。

GRC

結果はどうだっただろうか。
リリース直後に出た順位は仮のもので、翌日には順位が変わってくるので、直後の結果が良くても喜んでばかりはいられない。もちろん、2回目、3回目のクロールで結果が良くなることもある。コンテンツのリリース後、一定期間経過しないと順位が上がらないという説もあり、検索順位はある程度の経過観察が必要だ。

そして大切なことは、結果をチェックするだけが、あなたの仕事ではないということだ。
リリースすることだけで満足してはいけない。さらに順位を改善するためには、何が足りなかったか、どのような内容を追加すればいいかを考え、修正を加えることが大切な仕事なのだ。最終的には「しつこい」者が勝つ。これは太古の昔から脈々と続く真理だ。

7.同じテーマの記事を重ねる

同じテーマの記事を重ねる

修正を加えたコンテンツが、もう限界だと感じたら、しばらくは放置プレイに持ち込む。
何か別のアイデアが生まれたら、また修正を加えればいい。焦らないことだ。

次にあなたがすべきは、同じテーマで2件目、3件目のコンテンツを重ねていくこと。
Googleは、検索ユーザーに有益なコンテンツを紹介するのが使命。その判断基準として、あなたが該当するテーマに関して、スペシャリストであるかどうかを気にしている。スペシャリストであれば、同じテーマでいくつもの切り口を繰り出せるはずだと考えているため、取り上げられているテーマに関するコンテンツの質と量が検索順位を決めるにあたり、重要なファクターとなっているからだ。

1本コンテンツを書き上げただけで、疲れ果ててはいけない。
検索上位に食い込むためには、あなたのスペシャリストとしての「知識と工夫の幅」をGoogleに提示しなければ、検索上位に食い込むことはできないのだから。

コンテンツマーケティングへの努力は、必ず報われる

コンテンツマーケティングは、必ず報われる

世の中は、努力しても報われないことも多い。しかしコンテンツマーケティングに関していえば、筆者の感覚では必ず報われる。何度も繰り返すが、ただし、あなたの粘り強い努力があれば、だ。

最新版「EC-CUBE3」のインストール手順とエラー回避

最新版「EC-CUBE3」のインストール手順とエラー回避

2015年7月1日、オープンソースのネットショップ構築ソフト「EC-CUBE」が大幅なバージョンアップを行い、リリースされた。

EC-CUBEは、日本発のネットショップ構築ソフトで、当社でもネットショップ構築案件に導入している。現在、日本国内で最も普及しているネットショップ構築ソフトではないだろうか。
そのEC-CUBEが内部機構を全面的に刷新し、「EC-CUBE3」としてリリースされたのだ。

最も大きな変更点は、PHPフレームワーク「Symfony Component 2」上に構築され、テンプレートエンジンが「Twig」に変更されたことだ。ただ、このTwig、日本語での情報が少ない点が残念なところだ。

新しい物好きの筆者は、早速EC-CUBE3をダウンロード。インストールに関する情報をググってみたが、つい先日のリリースだけあって、めぼしい情報は皆無だった。ならばと、今回は筆者と同様に「EC-CUBE3」のインストール情報を探す読者に向けて、その手順に絞って紹介する。

インストール後の感想は「非常に簡単・親切」である。
WordPressをインストールしたことのある読者であれば、見慣れた手順に感じるはずだ。

EC-CUBE3のダウンロード

EC-CUBE3のインストールパッケージをダウンロードするには、EC-CUBEのメンバー登録が必要である。
筆者の記憶では、以前はメンバーでなくても、EC-CUBE本体のダウンロードは可能であった気がするが・・・。

EC-CUBE3のダウンロード

EC-CUBE3のファイル構成

キャプチャ画像が、ダウンロードしたEC-CUBE3を解凍した直後のファイルとフォルダーの構成だ。

EC-CUBE3のファイル構成

解凍したファイル群から、稼働環境に必要なものだけをピックアップし、サーバーにアップロードした構成がこれだ。
ただし、このなかで「logs」は当社のテストサイトに必要なログ保存フォルダーなので、無視してほしい。

稼働環境に必要なファイル群

インストーラーの実行とパーミッション変更

EC-CUBE3のインストールは、本体のパッケージをアップロードしたサイトのTOPページをブラウザで開くことで開始される。
EC-CUBE3の解凍直後のファイルのなかに「eccube_install.sh」というシェルがあるので、WEBサーバーにターミナルで入れる環境であれば、ターミナル上で「eccube_install.sh」を起動すればインストールできるかもしれない。ただ、今回はその手順にはトライしていない。

ここで1つ注意すべきポイントがある。
インストーラーを実行するには、「/app/log」ディレクトリだけ、インストーラーの起動までにディレクトリのパーミッション(権限)を変更(777)しておく必要があるということだ。

以下が、インストーラーが開いたところだ。

インストーラーの実行

「次へ進む」をクリックすると、他にもパーミッションを変更する必要があるフォルダーを指摘してくれるので、その内容を参照しながらパーミッションを変更すればよい。

以下が、パーミッションの変更(777)を要するディレクトリだ。

パーミッションの変更

パーミッション設定がすべて完了すれば、以下のようなメッセージが表示される。

メッセージの表示

「次へ進む」をクリックすると、サイトの基本的な情報を入力するページが表示される。

サイトの基本的な情報を入力

サイトの情報を入力し、「次へ進む」をクリックするとデータベースの情報を入力するページが表示される。
EC-CUBE3を稼働させるためのデータベースと、データベースエンジンに接続するためのユーザー名/パスワードも、事前に準備しておく必要がある。

事前準備すべきもの

指示に従って、データベースの情報を入力。「次へ進む」をクリックすると、データベースの初期化のページが表示される。新規インストールなので「データベースの初期化を行わない」はチェックしないでおく。
引き続き「次へ進む」をクリックする。

データベースの初期化

しばらくすると、インストール完了だ。

ほとんど迷うことなく、インストールはすんなり完了した。
最後に、「html/install.php」ファイルを削除しておけば、インストール作業はすべて完了だ。

インストール作業はすべて完了

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最新版「EC-CUBE3」のインストール手順とエラー回避、後半は

「管理画面をのぞいてみよう」へ

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