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オウンドメディアにWordPressが最強な理由

オウンドメディアには、WordPressが最強な理由

オウンドメディアを行うのに相性がいいプラットフォームは、WordPressだ。

最大の理由は、WEBサイトの24%がWordPressで作られているという、圧倒的な数の論理。そうなればGoogleだって無視はできない。世界一のプラットフォームに乗ったコンテンツを上手く解析する方法を開発しているはずなのだ。

当社でももちろん、「WEB制作コラム」を執筆するにあたり、WordPressをプラットフォームに採用している。最近ではメールマガジンやアクセス解析、企業情報などを掲示できる統合的なプラットフォームも登場しており、オウンドメディアの運営をサポートしてくれる高い機能を備えている。しかし、最初から箱だけを高機能にしてはいけない。オウンドメディアを成功させる要諦は、内容なのだから。

この記事では、オウンドメディアをスタートさせようとする方に、WordPressをプラットフォームとして選択する理由をご紹介していく。

プラットフォームにWordPressが最適な理由

プラットフォームにWordPressが最適な理由

オウンドメディアを運営するのであれば、WordPressはプラットフォームとして最適だ。数年前に日本ではMovable Typeがもてはやされたが、現在形勢が逆転してしまっているのもWEBサイトを運用するうえで有利な点が多くあるからだ。

1.オープンソースで無料のCMS

基本システムは無料でダウンロードでき、サーバーの仕様が合えば、インストール可能だ。予算はないが、志は高いユーザーには非常にありがたい。限られた予算のなかで、ある程度のカスタマイズを施さないとその後に影響する。制作予算のなかで基本システムが占める割合が「ゼロ」というのは完璧だ。

2.SEO的な仕様が組み込まれており、特別なチューニングをしなくても機能する

個人ブログをMovable Typeで運用していたユーザーが、WordPressに乗り換えただけでアクセス数が倍になったという。そのブログでは、なぜそうなったのかの具体的な分析までには至っていなかったが、同じアメリカ生まれでGoogleの表示アルゴリズムと相性がいいのか、WordPressがそのあたりのところまで緻密に設計されているのかは不明だ。
ただ、筆者も個人的にWordPressをプラットフォームにすることの安心感は実感している。

3.豊富なプラグインソフトがあり、カスタマイズが比較的容易

豊富なプラグインソフトがあり、カスタマイズが比較的容易

WordPressは世界的に圧倒的なシェアを持つオープンソースのCMSなので、今もどこかで誰かがかゆいところに手が届くプラグインソフトを開発してくれている。当社のWordPressに関するコラムでもたびたび紹介しているが、そのプラグインを組み合わせることで開発コストが大幅に削減し、クオリティの高いシステム構築ができている。

システム担当いわく、システムの仕様を固める際に「WordPressなら、こうできるな」とイメージできるのだそうだ。これは、システム開発者だけのメリットではなく、クライアント側にとってもWordPressを選択する大きな利点だ。

4.リアルタイムで更新が反映される

WordPressの特長というよりは、CMSを使う利点といってもいいかもしれない。ただし、前述のMovable Typeはコンテンツを追加する際に静的なHTMLで書き出さなければならないので、リアルタイムとはいえない。当社も10年ほど前に1度だけMovable Typeを使ったことがあるが、この書き出しの面倒さに閉口し、それ以来WordPress派だ。

追加、更新した内容が即反映されることのメリットは大きい。すぐに内容をチェックできるし、何より運営に要する時間が削減できる。更新してすぐにサイトマップを書き出し、Search Consoleに登録すれば、3分後にはSEOの結果が確認できるのだから。

5.データベース化されており、サーバーの移転も可能

WordPressはデータベースにMySQLを利用している。WordPressで運用しているサイトに関してのみだが、すべてのデータをMySQLに格納しているので、データベースのダンプファイルさえとれれば、スペックの高いサーバーへ移転することも可能だ。レンタルサーバーでWEBサイトを運用している方にとっては、容量やCPU、メモリなどスペックの低いものから大きなアクセスも軽くいなせるレンタルサーバーへ乗り換えることはSEO的にも有利になる。
このようなときに、データベース化されていることは大きなメリットだ。

世界一のシェアを持つがゆえのセキュリティ対策も怠るなかれ

世界一のシェアを持つがゆえのセキュリティ対策も怠るなかれ

人気者には人気者の苦労がある。WordPressは世界的に大きなシェアを持っているだけに、ハッカーからの攻撃リスクもある。ただ、彼らの手法はほとんどがログイン画面にアタックをかけて、ログインIDとパスワードを入手し、コンテンツにウィルスなどを埋め込んでしまうといったものだ。

このリスクを回避するためには、デフォルトで設定されているログインページのURLを変えてしまえばいい。この方法は当社の記事「WordPressへのログインアタックを一発で撃退するプラグイン」で紹介しているので、ぜひ読んでおいてほしい。

WordPressへのログインアタックを一発で撃退するプラグイン

WordPressをすぐ体験したい人には、WordPress.com

WordPressをすぐ体験したい人には、WordPress.com

WordPressがオウンドメディアのプラットフォームに最強だという理由は理解いただいたと思うが、自社のサーバーで運用しないとダメだというわけではない。WordPress.comを利用すれば、無料ですばやく使い勝手をチェックできる。もちろん、そのまま使い続けることも可能だ。

無料のプラットフォームを使っても十分に集客はできるが、サービスが停止されてしまうと、無料であるがゆえにどうすることもできなくなってしまう。これを踏まえたうえでWordPress.comを試してほしい。

WordPress.com

WordPressを無料で利用できるサービスだ。日本語にカスタマイズされているので理解しやすいし、とりあえず試してみようという方にはベストな選択かもしれない。独自ドメインも利用できる。ガイドにあるように、ネット上にあるサイトの24%がWordPressで構築されているということも驚きだ。

年間US$99のプレミアムプランに移行すると、フリー版の3GBの容量が13GBに。独自ドメインが使え、広告表示もなくなる。企業がコンテンツマーケティングをスタートするには十分なスペックだ。もちろん、ユーザーへのサービスを向上させたり、データを守るために自前のサーバーにコンテンツをエクスポートすることもできる。

WordPressではじめるオウンドメディア

WordPressではじめるオウンドメディア

記事全編を通じて、WordPress礼賛みたいなことになってしまったが、ほんとうにそうなのだから仕方ない。WordPressはそれほど魅力的で、可能性のあるCMSプラットフォームなのだ。

世界じゅうに多くの利用者がいて、便利なプラグインソフトを開発してくれているファンがいる。筆者のように、WordPressの利用方法を熱く語る者もいる。あなたがオウンドメディアを始めるのに、最初からこれほど環境が整ったプラットフォームがあるだろうか。

ぜひあなたも、WordPressを上手く活用してオリジナルのコンテンツをリリースし、多くのファンを獲得して欲しい。

最強トラックボール、M570がすべてを解決してくれた

最強トラックボール、M570がすべてを解決してくれた

筆者がトラックボールを使い始めて12年。最初はWindowsマシンで走らせていただけだったが、最近はMacでデザイン系の仕事をする際にも使うようになった。クライアントに何かをハンズオンで教えたり、何らかのトラブルがあって他人のPCを使わざるを得ない状況になってしまい、ふつうのマウスを使ったりすると私のPC操作は極端にパフォーマンスが落ちてしまう。それほどトラックボールに依存しているのだ。

筆者がそれほどトラックボールにこだわるのは、PCにもれなく付いてくる「どうでもいいマウス」を速攻で捨て、個人的に追加のコストを払ってでも、余りある大きなメリット(肩がこらない、腕が疲れない、正確にポインティングでき、作業の効率が良くなるなど)があるからだ。

しかし、しかしだ。
よのなか、トラックボールに対する認識が低すぎる。
ものすごい時間をPCの前で過ごしている割には、操作機器に対するこだわりがないのだ。ほんの少しだけ、慣れるまでの時間を確保するだけで、すばらしい体験が待っているというのに、だ。

この記事では、それほどまでにトラックボールに依存してしまう理由をお伝えしながら、あなたにぴったりのトラックボールを探してみたいと考えている。

トラックボールとは何モノなのか

トラックボールとは何モノなのか

1952年にアメリカで軍事目的として開発されたトラックボール、マウスの構想が明らかにされたのがその10年後だから、トラックボールの方がポインティングデバイスとしての歴史ははるかに古い。

しかも、そもそも90年代のノートPC(Windows3.1~Windows95のころ)には、かなりの確率でトラックボールが搭載されていた。しかしタッチパッドの登場により、「標準搭載」の座を各社で譲り渡してしまい、トラックボールの存在を目にすることが少なくなってしまった。
トラックボールの使い勝手に慣れていたユーザーからは、「なぜそんなことを」と反対する向きも多かったが、時代の流れに負けてしまったのだ。

その原因は、トラックボールには機械的なしくみが必ず必要で、なおかつ場所をとるからだ。
まず、ある程度の大きさのボール、その転がり具合を検知するセンサー、クリックボタン数個。クリックボタンのスイッチ部分を含めて、機械的な薄さを追求できそうなタッチパッドとは、軽量化、最小化を進めていた当時のメーカーからすれば、トラックボールの使い勝手を捨てるしかなかったのだろう。

かくして、トラックボールはノートPCにおけるポインティングデバイスの地位をたちパッドに明け渡すことで、PC全般においてもそのステータスを危うくすることになってしまった。

トラックボールのメリット

詳しくは、すでに公開している筆者の記事「トラックボールの利点を見逃すな。愛用者が伝えたい7つのこと」を参照してほしい。

トラックボールの利点を見逃すな。愛用者が伝えたい7つのこと

ここでは、その要点をまとめて紹介しよう。

  • 右手を移動させることがないので、肩にかかる負担が少なく、疲れづらい。
  • 親指の筋トレになり、指相撲で敵がいなくなる。
  • ポインティングしやすいので、仕事が早くなる。
  • 誰でも気軽に使える。
  • ほぼ音がしないので静か。隣の同僚に迷惑をかけずに済む。
  • マウスパッドが不要になり、金持ちへの入り口に立てる。
  • メンテナンスも簡単、壊れないので非常にエコ。

ワイヤレスタイプの方が便利か

ワイヤレスタイプの方が便利か

トラックボールを移動させることはほとんどないので、デスクの上をコードが這っているのが嫌いな人はワイヤレス、気にしない人はワイヤードでいいと思う。
筆者が使っているロジクールのM570tは、UnifyingなのでUSBをひとつ占拠してしまう。Bluetoothのものがあればいいのだが、今のところ各社ともなぜかこのタイプは皆無だ。

「Unifying」

ロジクールが提唱する、独自の無線通信規格のこと。産業用(Industry)、科学用(Science)、医療用(Medical)に確保された周波数帯のうち、2.4GHz帯を使用している。

おすすめは、親指操作タイプ

トラックボールには大きく分類すると、筆者が愛用する親指操作タイプ、人差し指操作タイプ、手のひら操作タイプの3種類がある。これらのタイプの違いも、すでに前掲の記事で紹介しているので、ぜひ一読いただきたい。

トラックボールの利点を見逃すな。愛用者が伝えたい7つのこと

左利きの人にも朗報の新製品登場

左利きの人にも朗報の新製品登場

2015年10月に発売されたエレコムのM-XT4DRBK。GFHK方式のワイヤレスタイプで、机の上もすっきりだ。
何より、左利き用のトラックボールが発売されなかったのがトラックボールの普及に水を差しているのではないかと感じるほど、各社とも黙り状態だったことを考えると、画期的な第一歩だったかもしれない。
左利きでトラックボールを使ってみたかった人にも好評だが、右利きだからこそ左利き用トラックボールが必要なのだという強者もいる。ポインティング操作を左手で行い、右手はお菓子を食べたり、飲み物を飲んだりできるから、だそうだ・・・。

ともかく、トラックボールというニッチなカテゴリーに加えて、左利き用のさらに絞り込まれた市場に切り込もうと大英断を下されたエレコムに、最大の賛辞を贈りたい。

エレコム・左利き用トラックボールM-XT4DRBK

トラックボールは、世界を変える

トラックボールは、世界を変える

現状では、ほぼマニア用といった印象の強いトラックボール。しかし、これまで伝えてきたように、このポインティングデバイスは、全国区になる資質十分のツールだ。

筆者は12年もの間トラックボール一筋だったから、もちろん大きく肩入れしていることは認める。しかし、疲労軽減、体力増強、エコなどなど、トラックボールがマウスよりはるかに、世のためになると確信しているから、力強くすすめてしまうのだ。ぜひあなたも、このめくるめくトラックボールの世界へ飛び込んできてほしい。

筆者愛用トラックボール「ロジクール M570t」

コーポレートサイト、失敗しない強みコンテンツの企画

コーポレートサイト、失敗しない強みコンテンツの企画

コーポレートサイトで会社の強みを訴求するコンテンツが定着してきた。「(会社名)が選ばれる理由」「3分でわかる(会社名)」といった内容のものだ。

自社の強みを分かりやすく紹介することはさまざまにメリットがあるものの、それなりにコストも労力もかかる。そこまでして作る価値があるかどうか、と悩んでおられる広報ご担当者にむけて、その価値と失敗しないポイントをご紹介したい。

強みコンテンツをつくる価値は、実は社内向けにある

強みコンテンツをつくる価値は、実は社内向けにある

ここでは、あえて社外向けのメリットについては省略する。既存顧客や新規開拓のツール、リクルート目的というメリットは容易に想像がつくだろう。

しかし、意外に効果を発揮するのが、社内にむけての影響力なのだ。

1.社内コミュニケーションに小さな変化が起き始める

1.社内コミュニケーションに小さな変化が起き始める

たとえば、営業部門と生産部門の意思疎通がむずかしいという課題はよくあること。なんとかお客さまの要望に応えたい営業マンと、生産現場の苦労を知る生産管理者は、守るべき立場が逆であるから意見が合わないのは当然だろう。

または、同じ職場であっても、最近はコミュニケーションが希薄になっているせいか、新しい仕入れ業者を探していたら、実は隣のスタッフが付き合っている業者だったという話もある。

こういった課題はそう簡単に解決できるものではないが、お互いを知るという基本的な作業が行われることで、糸口は見つかりやすくなる。同じ会社で勤めている以上はまったく関心がない訳ではなく、大切なのはきっかけ。その一つになり得るのが、自社の強みコンテンツを見ることであったり、それを制作するプロセスに関わることだ。

会社の強みコンテンツを制作するにあたり、各部門にインタビューさせていただく機会が多いが、その際によく聞かれるのは

「(他の部署の説明に比べて)こんな説明で良かったですか?」
「他はどんなこと言ってました?」

ということ。良いコンテンツを作りたいと考えるうちに、自分たちの部門についてどう伝えるべきか、他部門はどんなことを考えているのかが気になるものだ。そういったプロセスは、日常業務とはまったく異なる視点で会社を見つめるきっかけになるのだろう。

大きな企業になればなるほど、また業務が忙しいほど、会社全体というよりは所属部署の視点になりやすい。そんななかでも、会社の強みをさまざまな方向性から具体的に伝えるコンテンツは、良いきっかけになるのかもしれない。

2.コーポレートサイトへの関心が高まる

会社の強みコンテンツを作成することは、コーポレートサイトそのものへの興味を高める効果もある。「うちの部署の山田さんが出てるんだって」といった興味半分でも、経営層が考えていることを知りたいという動機でも、とにかく自社サイトへの関心が高まることは、コーポレートサイト運営担当者には喜ばしいことだ。

自社サイトの更新には、各部門の迅速な協力が不可欠。ともすると通常業務が優先されて、コーポレートサイトのことは忘れられがちだが、そういった意識改善にもつながるだろう。

3.一番恩恵を受けるのは、コーポレートサイトの運営担当者

3.一番恩恵を受けるのは、コーポレートサイトの運営担当者

各部門へのインタビューを実施することで、会社の強みを改めて認識した。自分の会社がますます好きになった。そういった感想を聞くことが多い。ミイラ取りがミイラになる、ではないが、まず最初に会社のファンになってしまうのは、直に話を聞いた担当者本人なのだ。

なぜなら、自分の会社の強みについて、日頃から突き詰めて考える人はそうそういない。技術開発、販売企画、品質管理など、それぞれのポジションを最前線で支える人たちの言葉は、きっとビジネスのTV番組以上に自分の心にささるのだろう。

また、さまざまな部門の人と接することで繋がりが深くなり、それ以降の仕事がやりやすくなったという意見もある。一つのコンテンツを作り上げるのは労力がかかることだが、それだけの得られるものも大きいようだ。

会社の強みコンテンツを成功させる、3つのポイント

1.最初にストーリーを描く。何を伝えたいか。どんな切り口でまとめるか

1.最初にストーリーを描く。何を伝えたいか。どんな切り口でまとめるか

人が行動を起こすきっかけは、感情が動かされたときである。そのためには、淡々と事象を羅列するだけでなく、ひとつの物語として理解される方が感動が大きいし、記憶にも残りやすい。自社の強みをどんな切り口で伝えれば、読む人が納得し、腑に落ちるのか。最初にそこから考えてみよう。

たとえば、意外性をとりあげてみるのも一つの手法。

平均年齢70歳、のんびりした会社かと思ったら、意外にも全員がITを駆使してネットショップで大きな収益をあげていた、などなど。

または、キーワードを掲げるのもいい。
当社の強みは、大阪のおばちゃんの、大阪のおばちゃんによる、大阪のおばちゃんのための生命保険です、など。

特に、動画コンテンツをつくる時には、最初が肝心。ストーリー性が感じられないと最後まで観てもらえない。間違っても、会社の歴史からスタートするような構成は避けたい。

2.インタビュー・編集は、外部スタッフが行うべき

2.インタビュー・編集は、外部スタッフが行うべき

これは、当社に発注してほしいから言う訳ではない(もちろん、お問い合わせは喜んでお受けしたいが)。その理由は、社内の人にインタビューしたり、されたりするのは、お互いに照れくさいから。家族同士で褒め合うのは気恥ずかしいのと同じようなものだ。どうしても、そんなこと今さら言わなくても分かっているだろう、と語られなくなる部分が出てくる。

しかし、強みコンテンツの一番のターゲットは、自社のことやを全く知らない社外の人。就活生や投資家なら、業界のことさえ知らない素人だ。だから、コンテンツを制作する側は、業界を知らない人のほうがいい。インタビューされる側も、相手が素人の方がかみ砕いて説明しやすい。

また、社内でない方が遠慮と自制心が働くことで、その結果、制作物のクオリティも上がる。社内担当者が書いた文章だと、横やりも入れやすいしわがままも言いたくなるのが人情。しかし、外部の人なら「プロのライターがそういうなら」と、内容の大幅カットやトーンダウンをくい止められるのではないかと思う。

3.社員を登場させるデメリットより、メリットに目を向けるべき

3.社員を登場させるデメリットより、メリットに目を向けるべき

これもよく聞かれることだが、インタビュー記事や動画コンテンツで強みを語ってもらう社員が辞めてしまったらどうしよう?ということ。確かに、辞めてしまった社員がいつまでも登場しているのは問題があるかもしれない。ただ、それを怖がっていたら何もできないのも事実である。

筆者はそれよりも、その社員の口からリアルに語ってもらうことで得られるメリットに目を向けるべきだと考える。それは企業が商品の魅力をいくら語っても、お客さまの声には勝てないことに通じるものがある。企業の力は人の力。個人がどう語るか、何を考えているかを伝える方が理解してもらうにはうんと近道なのだ。

特にウェブサイトは、バーチャルなものであり、人の温かみを感じにくい媒体。社員がいきいきと語っているコンテンツは、強みコンテンツに限らずもっと増えるべきだと考える。もし問題が発生すれば、更新すればいいのだ。そこが、紙媒体ではなくウェブサイトの良いところなのだから。

重要なコンテンツだからこそ、時には更新も必要と考える

重要なコンテンツだからこそ、時には更新も必要と考える

何度も社内調整を繰り返して、やっと完成した強みコンテンツは、それだけに大きな達成感を得られる。当分はそっとしておきたいと思う。

しかし、本当はそこからがスタートだと考えたい。リリースしてみて、本当に会社の強みが伝わったのか、リクルート活動にどんなふうに貢献したのか、社内の反応は?期待どおりのアクセスを集めることができていたなら、次はどんなふうに展開していくか?

そういった視点は、会社の強みコンテンツに限らず、コーポレートサイト全体についても必要だろう。

トラックボールの利点を見逃すな。愛用者が伝えたい7つのこと

トラックボールの利点を見逃すな。

長時間PCの前で作業をしていると、体が硬くなり、肩がこってくる。モニターが大きいので、画面の端のファイルにポインタを合わせようとすると、何度もマウスパッドからマウスがはみ出してしまい、ガチャガチャと位置を変えるので隣の人に「うるさい!」と言われたことがある・・・。

あなたはポインティングデバイスの王者、トラックボールの存在を忘れてはいないだろうか。

トラックボールのどっしりとした存在感とともに、これから紹介する数々の利点をかみしめれば、あなたはきっとどこかのネットショップで思わず「ポチ」っとしてしまうかもしれない。

筆者はPC歴30年、トラックボール愛用歴10年のWEB制作会社の経営者。

1.トラックボールは、右肩の負担を緩和

PCは欠かすことのできない便利なツールだが、やはり長時間同じ姿勢で使用することによるデメリットは周知の通り。エコノミー症候群と同じく、同じ姿勢を長く維持していることによって体への負担は想像を絶するものがあるのだ。

1-1.猫背姿勢による、腰への負担

猫背姿勢による、腰への負担

PC操作の長時間化で指摘されているのは、猫背姿勢による背骨の曲がり。座高が高い、腹筋、背筋のバランスが悪く、どうしても楽な姿勢 - 気付くと猫背になってしまうという人が陥りやすい症状だ。

腰からくる病気は、数限りない。背骨をまっすぐにし続けるのが辛くなってきたら、いったん休憩を入れる、その場で背伸びをしてみるといったことだけでも、少し症状は緩和される。

1-2.にわとり型くび傾斜による、首への負担

にわとり型くび傾斜による、首への負担

意外と多いのがこのタイプだ。先ほどと同じく座高の高い人や近視の人に多い。背骨から伸びた頸骨(首の骨)がモニターをのぞき込むのに集中するあまり、極端に前傾斜になってしまい、にわとり独特の首の動きに似ていることから、こう呼ばれるようになった。

この症状の対処法は、胸を張ることだ。胸を張ると、自然に首はあるべき場所に落ち着くので、「にわとり」にはならない。

1-3.右腕だけを極端に使用することによる、アンバランス

いよいよトラックボールの利点を紹介するポイントがきた。

先の2点は、心構えや筋力強化で解決できる課題だが、マウスを長時間使用することによるアンバランスは、マウスを使っている限り避けようがない。しかしトラックボールを導入すれば、そのアンバランスは、かなり改善される。なぜなら、トラックボールを使えば、ほぼ親指のみでポインティングを行うので、右腕(右肩)の動きは必要最小限になるからだ。

マウスを操作するには、キーボードから右手を移動させマウスを持ち、そのままマウス自体を移動させることによってポインティングを行う。しかしトラックボールの場合はキーボードから離した右手をマウスと同様少し移動させるだけでいい。あとは静かに親指に意識を集中するだけで、思い通りにぴたっとポインティングしてくれるのだ。

人間の体は基本的に左右対称にできているのに、PCを操作するために右手だけを不必要に動かすのはおかしい。しかもPCの操作になれていなかったり、長時間操作を行うことで、右肩から下部の部位に良いわけがないではないか。

2.トラックボールがきつい肩こりを緩和

きつい肩こりを緩和

筆者はこの仕事を始めたころ、きつい肩こりに悩まされていた。それを解消できないかとGoogle先生に教えを乞い、トラックボールの存在を知り、利点の数々を検討した結果、購入に至った。正直なところ、それまで20年近くマウスに馴れてしまっていたので違和感があったが、操作に馴れてからは、肩こりがかなり緩和された(長時間PCに向かっていると、少し親指は疲れる)。

正直に言うと、解消ではなく緩和である。

あなたが考えている以上に筆者はまじめなので長時間PCの前にいるのだ。
その長時間使用がトラックボールの利点の限界を超えてしまっているので、解消ではなく緩和となってしまう理由なのだ。

それでも、使い始めた当初はWindowsだけでの使用だったが、おもにデザイン系の作業をするMacでもトラックボールを使い始めると、筆者のなかでその存在感というか利点が大きくなり、ますます手放せなくなってしまった。そして「親指党」でもつくろうかと感じるくらい、トラックボールの利点に魅了されているというわけだ。

3.トラックボールを使うメリット

トラックボールスイッチ

トラックボールはポインテイングデバイスとして、PC用のみならず、医療機器や船舶、各種の産業機器といった業界で利用されている。TVのリモコンやスマートフォン、ゲーム機のコントローラーにも組み込まれているので、あなたもPC用ではないものを見ているはずだ。

余談だが、こんなにデカいトラックボールもある。用途はお客さん次第らしい。
石川光学造形研究所

すでに1966年には何らかの目的でトラックボールが米空軍に納入されていたという記録が残っている(wikipediaによる)くらいだから、半世紀にもおよぶ歴史を持つデバイスなのだ。

3-1.親指を鍛えられる

親指を鍛えられる

10年ほどトラックボールを毎日数時間使っていると、親指がわずかに筋肉質になっている。この記事を書くにあたって両手を比べて、わずかだが変化している右手の親指を見て、ちょっと笑ってしまった。女性でも許せる範囲の、親指のかわいい「進化」だったからだ。

3-2.誰でも使える簡単さ

なぜこのように多くの業界で採用されてきたか。それは「子供でも使える簡単さ」ゆえだ。トラックボールはくるくると回転するボールを操作するだけで、ある地点を指し示すことができる。初めての人にも操作しやすいツールであるわけだ。

トラックボールの利点を見逃すな。愛用者が伝えたい7つのこと、後半は

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