コラム(WEB制作のポイント)

WEB制作のポイント 2015年2月22日

トラックボールの利点を見逃すな。愛用者が伝えたい7つのこと

3-3.ガチャガチャと音がしない

これは人によるのだが、冒頭でも紹介した通り、マウスでやたら音を立てる人がいる。しかしトラックボールは本体を動かさないので、音は立たない。かすかにボールが動く「シュ」という音がするだけだ。

3-4.身体的な負担を軽くしてくれる

これまでも説明してきたように、マウスに比べ格段に右手の負担が軽くなる。正直、これ以上負担を軽くするのは難しいと思うのだ。また、マウスで腱鞘炎になる人がいるとも聞くので、こういった可能性がある方にもおすすめだ。

3-5.装備品が少なくて済む

マウスパッドが不要だ。今のモデルは、電気の消費も非常に小さいので、ほぼ1年間電池交換をしないで済む。

3-6.メンテナンスが簡単

メンテナンス

汚れた机の上を行き来するマウスと異なり、でんと定位置に座っているだけなので、掃除するポイントはひとつだけ。ボールを取り出してキャスター部分にたまったホコリを取り除くだけだ。これで見違えるようにボールの動きが軽くなる。

3-7.壊れない

マウスと異なり、振り回すことがないので、壊れない。

筆者が10年間でトラックボールを買い替えたのは、たった1回だ。会社ではMacBookにWindowsを共存させているので、コピーを書いたり企画書をイラストレーターで作成するときも、トラックボール。これだけ酷使しても、たったの1回しか買い替えていないのである。

深夜や休日に自宅で作業をすることもあるのだが、自宅では会社で余っていたマウスを使っていた。しかしやはり我慢できなくなり、とうとう自宅にもトラックボールを追加購入してしまった。

4.トラックボールは3タイプ。おすすめは

トラックボールには、手のどこを使ってボールを回転させるかによって、3カテゴリーに分類される。

  • 手のひらで操作するタイプ(米・ケンジントン・テクノロジー・グループ社製が代表格)
  • 人差し指で操作するタイプ(各メーカーからリリース)
  • 親指で操作するタイプ(各メーカーからリリース)

手のひら操作タイプ

筆者は、親指操作タイプを愛用している。もう廃版になってしまったマイクロソフト社製からロジクールの名機MS70に惚れてしまっている。右手の負担を軽減するには、親指操作タイプが抜群の威力を発揮してくれる。

人差し指操作タイプ

なぜなら、手のひら操作タイプは右手全体を動かさなければ操作できないし、人差し指操作タイプもほとんどのモデルがホイールがなく、唯一ホイールが付いているロジクールのモデルでさえ、人差し指をボールを回転させたり、ホイールを転がしたりと忙しいのだ。

その点、親指タイプは筆者の不満をすべて解決してくれる理想のポインティングデバイスと称してもいいぐらいのツールだからだ。そのなかでも前述のロジクール製はボールの回転も非常に滑らかで心地よい。

2014年に新発売となったエレコム社製のモデルも価格とのバランスが良く魅力的だが、すでに使用された方のレビューでは、ボールの滑らかさがロジクール製に比べると今ひとつらしい。ロジクールのボールと入れ替えるとしっくりくるそうで、このあたりの改善が必要なのかもしれない。

5.トラックボールの利点を見逃すな

トラックボールの利点

ポインティングデバイスのシェアとしては決して高くはないが、ケンジントン、ロジクールをはじめとするメーカーが開発を止めずに新製品を少しずつ投入してきているということは、それだけ筆者のようなコアなファンが一定数存在するということだ。これだけの利点があり、利用者から圧倒的な支持を得ているトラックボールをあなたの悩みを解消するために試してみる価値はある。

スタートしなければ、何も変わらない。トラックボールがあなたにも必ず合うとは言わないが、自分がトライしなければ合うかどうかさえも分からないのだ。

筆者が愛用するトラックボールマウスは、2台ともLOGICOOL M570t

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執筆:平田 弘幸

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