作成者別アーカイブ: 平田 弘幸

入力フォームの改善で、コンバージョンが上がる5つのポイント

入力フォームの改善

お問い合わせをはじめとする、入力フォームのコンバージョンを向上させる改善ポイントがいくつかあります。当社がコンサルティングを実施したなかから、最適化にもっとも効果のあった点(総合的には平均15.9ポイントの改善効果)をいくつかご紹介します。

改めてまとめてみると、すべて「ユーザー・ファーストの視点」を持てるかどうかであり、運営者側の論理を排除すれば、訪問者が離脱せず気持ちよくフォームへの入力を済ませてもらえるようになるのです。

この記事では、今日からでも実施できる改善ポイントを5つにまとめて紹介していきます。

1.「お問い合わせ内容」は、最初の項目に

入力フォームの改善:お問い合わせ内容は入力フォームの最初に配置する

スーパーで買い物かごの中身をただ精算して欲しいだけなのに、いきなり名前を尋ねられても戸惑ってしまいます。「あなたは誰?」と。

でも、同じような作りになっている入力フォームがたくさんあります。製品やサービスを購入しようか迷っているときに、疑問点を解決するために問い合わせフォームに飛んだとたん、「あなたは誰?」と。

入力フォームでは、まず訪問者の言いたいことをきちんと聞くことから始めましょう。

そうすれば、訪問者も冷静に要領よくポイントがまとまった質問にしてくれるはずです。これは、コンサルティングの現場で私たちが良く使う手法のひとつで、まずは先方の言いたいことを聞き出す、思い切り話していただく。そのあとで初めて、私たちの意見を伝えるというように。

自分が言いたいことを受け止めてくれたのだから、次は相手の言うことにもじっくり耳を傾けてくれる、個人情報も我慢して入力してくれる・・・、「返報性の原理」の変形版と言ってもいいかもしれません。最初にしっかり質問内容を書き込むと、それを無駄にしたくないという心理も働きますから、運営者側に必要な項目にもしっかり回答してくれるようになるのです。

2.訪問者のミスを非難せず、受け止める

入力確認をしたとたん「エラー!」「NG!」。商品にせっかく好意を持ち、問い合わせしたのにがっかりした経験はないでしょうか?
たしかに必須項目に入力がなかったり、メールアドレスの書式が間違っていたりする「エラー」ではあるのですが、これは運営者(システム担当者)側の論理であって、訪問者視点によるものではありません。

訪問者のなかにはPCが苦手な人もいるし、疲れていてミスることだってある、何より分かりづらい位置に「個人情報保護に関する同意」へのチェックボックスがあったりするのは、もう相手のミスとは言えないでしょう。避難されるべきは、むしろ運営者側と感じるべきです。

入力フォームの改善:未入力項目は、すぐに知らせてあげましょう

相手の失敗をあげつらうより、ミスを吸収してあげる方がいいに決まっています。たとえば、Googleはスペルミスをしたまま検索しても、

「もしかして : ○○○?」

って聞いてくれるでしょう?あれと同じです。未入力項目があれば、次の項目を入力する前にさりげなく教えてあげる、システムで処理できることはシステムで処理するなど、入力の間違いをなくし、楽にする最適化の方法はいくつもあります。

必須項目の入力がないまま次の入力項目にフォーカスが移ったら、必須項目への入力が抜けていることをすぐ伝える。

訪問者のPC側で動作するJavaScriptというプログラムを仕込めば、抜けがあった場合瞬時に注意喚起することができます。当社が制作した例では、真っ赤なポップアップウィンドウが表示され、「必須項目です」と入力を促しています。これだけで必須項目の抜けを改善することができ、大きな効果が上がります。

メールアドレスの書式に代表される全角半角文字は、プログラム側で変換。

HTMLの制御で、半角しか受け付けないものがありますが、これはやめておいた方が良いでしょう。PCにメールアドレスを辞書登録している(「めーる」「あどれす」などを変換)人にとっては、半角しか受け付けないフォームは迷惑以外の何ものでもないからです。

プログラムで制御できていないからなのでしょうか。顧客候補と唯一のコミュニケーションツールである入力フォームで、面倒さを感じさせてしまうのは、顧客視点に立っていないということができるでしょう。細かなポイントではありますが、こういったことの積み重ねが効果を上げていくのです。

個人情報取り扱いへの同意に対するチェックなどは、枠囲みするなどして強制的に注目させられるように。

入力を終えたあとで、確認ボタンを押したとたんにエラーになることが最も多いのが、この件です。これを回避する方法として、下記を実施してください。

  • 個人情報の掲示、同意チェックをフォームの最初に配置。
  • 他の項目とは異なる体裁で、目を引く工夫を。

3.SSL導入は、個人情報の取り扱いにシビアな訪問者にできるアピールポイント

入力フォームの改善:SSL利用をアピールしよう

個人情報の漏洩に関する事件は、ニュースが必ず大きく取り上げられます。ほぼすべてのフォームは、個人情報を入力してもらうためにあるのですから、このポイントに対する配慮は必要です。

一般には、SSLについて詳しく知っている人は少ないけれど、「何らかの作用があって、自分の個人情報を悪いヤツから守ってくれる」ことを知っている人は多くなってきました。ということは、「このフォームに入力されたお客様の個人情報は○○○社のSSLで暗号化されます」と掲示するだけで、安心感と信頼感は増すわけです。

訪問者の多くは、どこのセキュリティ会社が安心だなどという知識までは持ち合わせていません。どこのSSLサービス提供会社のものであってもいいのです。いまお使いのレンタルサーバーに共用SSLの機能があるのなら、それでも問題はありません。共用SSLだとURLが途中で変わってしまうので・・・と思われる方もおられるかもしれませんが、事前に「URLはこうなりますが、心配はありません」と伝えておけばいいだけの話。要は、入力フォームの作り方に気遣いがあるかないかの問題なのです。
年間数千円でその効果を買えるのなら、安いものだと思いませんか?

4.「修正する(リセット)」ボタンは設置しない

入力フォームの改善:リセットボタンは設置しない

入力フォームの初期画面にある「修正する(リセット)」ボタンを間違ってクリックしてしまうと、せっかく入力した内容がすべて消えてしまいます。
こういったケースを引き起こしやすいのは、「入力内容を確認する」ボタンが左側、「修正する(リセット)」ボタンが右側に配置する作り方をしている場合。WEBサイトでは「次に進む」方向は右側となっていることがほとんどなので、右側にあるボタン=次に進むための手段と捉えることが多いのです。

「やっちまった。もう一度入力し直すか」
と再度トライしてくれる訪問者もいる、などと思わないでください。

そもそも、その「修正する」ボタンは何のためにあるのでしょうか?どう考えても私には必要なものには見えません。不要なもの、ミスを起こすようなものは排除しておくのがコンバージョン率を上げるための鉄則です。

5.フリーのフォームは、使わないのがスマート

ネットにフリーで配布されていたり、レンタルサーバーの機能としてついているフォームは、PHPやCGIがカスタマイズできる人にとっては、費用がかからず最高に思えるかもしれませんが、あくまで「動く」ことだけが主眼になっているのであって、訪問者に対する「おもてなし」の配慮などありません。
ましてや、WEBサイトのフォーマットを組み込まないで稼働させてしまうと、入力フォームに飛んだとたんにダサダサのデザインになっていたりして、せっかくいくつものハードルを越えてたどり着いたリニューアルが台無しになってしまうのです。

入力フォームの改善について、安易に考えないでください。入力フォームは、顧客や顧客候補と接するための唯一の手段なのです。訪問者は、細かなところでこの企業が信用できるかどうかチェックしています。WEBサイトのもっとも大切なところで、手間やコストを惜しんではいけません。入力フォームは自前で作ろうなどと思わず、リニューアルを担当したWEB制作会社にカスタマイズを依頼し、きちんとした最適化をしてもらいましょう。

早く連絡をとりたい人に向けた、FAQへのリンクやショートカットを設ける

ユーザー・ファーストで入力フォームを改善しよう

入力フォームとは直接関係はありませんが、大切なことなのでもうひとつだけ。
WEBサイトの大きな目的のひとつは、顧客や顧客候補とコンタクトをとること。緊急を要する場合や何らかの理由で入力できない、したくないなどの理由があり、電話をはじめとするその他の手段で連絡を取りたい人もいる。こういったリクエストにも対応できるよう、入力フォームの上部に問い合わせ窓口や営業拠点の電話番号を掲示しておきましょう。

FAQ集へのリンクを設けることも検討しましょう。
FAQで課題が解決できれば運営者側の不要な手間を省けるという意味もありますが、顧客や顧客候補の課題を早く解決してあげるために、です。顧客候補リストが作りたいのだから、そんなことをしたら元も子もないじゃないかと言う人がいますが、そんな浅薄な考えで顧客候補リストは集まりません。

WEBサイトは、ユーザー・ファーストの思想で考えること。そうでなければ、そもそも訪問者は集まってきてくれませんから。

WEBサイトの改善について、もう少し詳しく

かわいい子には、旅をさせよ

つい先日、若者を業務関連のセミナーに参加させました。
我々の業界、同業者と接触する機会があまりなく、ふだんは狭い世界で生きています。今回のセミナーは、同業者が主催する実践セミナーでしたので、若人たちは大いに刺激されたようで、帰社後さっそく内容を熱く語ってくれました。

数ヵ月前から、当社では「明文化ミーティング」と題して、業務をマニュアル化する試みを始めました。業務の効率化を図るとともに、その質を均一化できるようにするためです。
セミナーに参加した彼らは、

「今日勉強したことは、まさに明文化しようとしていたことなんです」
「うちの業務に採り入れようと思います」

などと、前向きな発言が飛び出すほど。
同業者が何を考え、行動しているか垣間見ることができたこと、業務に役立つテクニックを吸収できたこと。いろんな意味で、かわいい子に旅をさせたのは成功だったなと思います。

何に対しても刺激にならなくなってくると、歳をとった証拠です。
私も、いつまでも「へぇ~!」「なるほど!」「すごい!」と言えるようにしようと誓ったのでした。

※当社がお客さまにお送りするご請求書に同封するお手紙の内容から(2014年4月)

仕事を超える仕事

先日、甲南大学のマネジメント創造学部に取材で伺った際、佐藤学部長と学舎の設計にあたった日本設計の小泉さんとの会話に印象的なことがありました。

設計にあたって、日本設計のチームは佐藤学部長のリクエストに応え続けるのはもちろん、期待以上のクリエイティブ、提案を行われたそうです。その当時を振り返り、学部長は

「彼らは、仕事を超えることをやろうとしていた」

と語っておられました。

それを聞いた瞬間、私は「やられた!」と感じました。

クライアントからの感謝の気持ちを伝える言葉で、これ以上のものはありません。
自分は、そのような仕事をクライアントに提供できているだろうか。すべての仕事に、それだけ注力し切れているのだろうかと。
同席していた当社の幹部も、同じことを考えていたそうです。
いつか、いつかこの最上級の褒め言葉をもらえるようになろう。彼女とそう話しながら帰路についたのでありました。

みなさま、もう少しお待ちください…。

※当社がお客さまにお送りするご請求書に同封するお手紙の内容から(2014年3月)

ファイル改ざんにご注意!

ファイル改ざん検知:F-PAT【ファイルパトロール】
自社開発した、WEB サーバーのファイル改ざんを監視するシステムを先月末にリリースしました。昨年、日本で1,000 件以上もファイル改ざん被害があり、ウィルスを埋め込まれる事件に発展しています。

悲しいかな、どんなにセキュリティレベルを上げたとしても、ハッカーからWEB サーバーを守ることはむずかしいというのが現状。そうなら、やられた時にできるだけ早く察知して、対策を急ぐようにしましょう、そのためにWEB サーバーでの異常をいち早くお知らせしますよ、というのが当社の新サービス、「F-PAT【ファイルパトロール】」の主旨です。

当社と同じような制作会社にも担いでもらおうと売り込みをかけているのですが、当社のスタッフが電話番号を調べようと、ある制作会社のサイトにアクセスすると、突然のアラート!

な、な、なんと、そのサイトに、ウィルスが埋め込まれていたのです。

スタッフのPC は事なきを得ましたが、どうしたものでしょう。お客さまのサイトを守るべき会社のサイトにウィルスとは。
前述したように、ほんとうに身近でファイル改ざんは起こっています。訪問者の方々にウィルスを感染させるなどという、不名誉な事態を避けるために、月1,000 円は安いと思います。

今月は、セールスに徹してしまいました。すみません。

WEB改ざん検知・F-PAT【ファイルパトロール】

※当社がお客さまにお送りするご請求書に同封するお手紙の内容から(2014年2月)

フレイバーズのWEB制作サービス

DVDドラマのおまけは、すごいアイデアだ。

今年の正月休みは長かったので、ツタヤでDVD を10枚借り、テレビの前でじっとしておりました。それで発見したことがあります。
「24」のような海外ドラマをほとんど観たことがなかったのですが、今回は「SUITS」という弁護士事務所を舞台にしたドラ
マを借りることにしたのです。

2話入った1枚目のDVDを見終わり、「特典映像」があるのに気づき、思わずチェック。大好きです、「特典」。タダですから。
すると…、こりゃすごい。よく考えました。まったく関係のない海外ドラマの第1回がまるまる入っているのです。第1回だけ入っ
ているというのがミソですね。それを観て、興味がある人は必ず借りるでしょう?

何より私が「SUITS」を借りた理由は、「WOWWOW」の無料放送で第1回だけを放送していたからなのですから。

「なるほど~」
「ははぁ~」

テレビの前で延々ブツブツつぶやいておりました。
年始早々、いいアイデアを見つけましたが、まだそれは仕事につながっておりません…。

※当社がお客さまにお送りするご請求書に同封するお手紙の内容から(2014年1月)

がんばれ、先輩。

今春に続き、来春も1 名新入社員が入って参ります。

12 月から会社になれるために、週に2 回バイトに入ってもらっています。
このことで良い変化があったのは、1 年先輩の女子社員。
自分が担当している業務を引き継ぐということと、同じ学校の先輩であることから、

「どうしよう。どうしよう・・・」

と、緊張しきり。

自分がふだん自信をもってやっている業務を伝えるわけですから、そんなに難しいわけではありません。ただ、人に教える、
伝えるということはたしかに難しい。

しかし、これも先輩社員に与えられたトレーニングのひとつ。見守り、軽~く助言はするけれど、誰もサポートなんていたしま
せん。このあたりは、自分で勘所をつかまないと身に付きませんから。

傍目からはちょっぴり成長したように感じるので、これも彼女にとっては良かったのだろうと思います。2 人の若人たち、良い
先輩、良い後輩となり、フレイバーズを支えていってくれるでしょう。

※当社がお客さまにお送りするご請求書に同封するお手紙の内容から(2013年12月)

頑張ることは尊いけれど、それだけでは・・・

先日観ていたバラエティ番組で北野武が放った言葉。

「『頑張ったけど、報われない』なんて言う奴がいるけど、頑張る、努力するなんてのは当たり前で、それは宝くじを買ったのと同じこと。それは、やっと当たる可能性が発生したってだけのことなんだから、『頑張ったから』どうにかなる、なんてのは甘いんだよ」

1 ヵ月ほどまえ、甲南大学の佐藤学部長も同様に、

「『頑張りました』だけでいいわけがない。結果を出さないと何の意味もない」

結果を出している方々のお言葉、身にしみます。

もちろん、頑張ることは尊いことですし、社内では評価もされます。しかし、社会ではそうはならない。プロジェクトを失敗させて、納期を遅らせて、「頑張ったんですけどねぇ」なんて頭をかいても何の解決にもならないのです。
まずは、「櫂よりはじめよ」。

年末も近いですし、いまいちど自分の行動、方向性を再確認いたします!

※当社がお客さまにお送りするご請求書に同封するお手紙の内容から(2013年11月)

任せれば、育つ。

4 月に入社した当社の新人2 名。
最初は大丈夫かな~、ちゃんと育つかな~と心配していたのですが、みるみる成長しております。もちろんお客さまからすれば、
まだまだかもしれません。

最近は、私の方が早く帰る日がちょくちょく…。
「お先にぃ~」と小さな声で事務所を後にすることも、多くなってきました。
朝礼(毎日、各人が気になった話題を短く話します)でも、へぇ~、そんなことがあるんだねといった話題を持ち出したり。

彼らの「成長」に、必要なことに気づきました。
丸投げでも何でもいい。とにかく任せること。

任せたよと告げられると、どうにかしないといけないので、とたんに責任感が生まれるのでしょう。いまはしんどいかもしれ
ませんが、それは経験として彼らのなかに確実に蓄積しています。

はやく、ぜーんぶ丸投げしたい…。

※当社がお客さまにお送りするご請求書に同封するお手紙の内容から(2013年10月)

動画撮影はガマン。

先日、動画の撮影に向かった千里中央公園。

公園の近所の遊歩道あたりを撮影していると、耳元をかん高い羽音が。
そう。まだまだ蚊のやつら、いるんです。

半袖で来ていた私と植松は、両腕をぶちぶち刺されながらも公園のなかをウロウロ…。
ちょっとした林の中を歩いていて見つけた「どんぐり」。
まだ落ちたばかりで、緑色をしたどんぐりをたくさん集め、その上からぽろぽろっと落としながら撮影をしていると、また私の左腕をめがけて集まってくる蚊の群れ…。

スチル写真ならパッと撮って蚊を払えるのですが、動画だとそうはいかない。蚊がうまそうに血を吸っているのをじぃ~っと見ているしかないわけです( 笑)。

ファインダーの向こうは、乙女ちっくな世界なのに、こちら側ではなんとか声で蚊を追い払おうと「おぉ~!」とか「あっちいけ~」とか叫んでる。
我慢の甲斐あって、いい絵は撮れたのですが、何とも言えない経験でした。

撮影結果は、下記のものです。
ジェイグラン・千里中央「家族と手をつなぎたくなる暮らし」

※当社がお客さまにお送りするご請求書に同封するお手紙の内容から(2013年9月)