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ファイル改ざんにご注意!

ファイル改ざん検知:F-PAT【ファイルパトロール】
自社開発した、WEB サーバーのファイル改ざんを監視するシステムを先月末にリリースしました。昨年、日本で1,000 件以上もファイル改ざん被害があり、ウィルスを埋め込まれる事件に発展しています。

悲しいかな、どんなにセキュリティレベルを上げたとしても、ハッカーからWEB サーバーを守ることはむずかしいというのが現状。そうなら、やられた時にできるだけ早く察知して、対策を急ぐようにしましょう、そのためにWEB サーバーでの異常をいち早くお知らせしますよ、というのが当社の新サービス、「F-PAT【ファイルパトロール】」の主旨です。

当社と同じような制作会社にも担いでもらおうと売り込みをかけているのですが、当社のスタッフが電話番号を調べようと、ある制作会社のサイトにアクセスすると、突然のアラート!

な、な、なんと、そのサイトに、ウィルスが埋め込まれていたのです。

スタッフのPC は事なきを得ましたが、どうしたものでしょう。お客さまのサイトを守るべき会社のサイトにウィルスとは。
前述したように、ほんとうに身近でファイル改ざんは起こっています。訪問者の方々にウィルスを感染させるなどという、不名誉な事態を避けるために、月1,000 円は安いと思います。

今月は、セールスに徹してしまいました。すみません。

WEB改ざん検知・F-PAT【ファイルパトロール】

※当社がお客さまにお送りするご請求書に同封するお手紙の内容から(2014年2月)

フレイバーズのWEB制作サービス

企画提案のシゴト

どうしたら、キリッとした企画が立てられるのですか?と質問されることがあります。

もちろん、私たちなりのフレームワークみたいなものはあります。もっといいものがないかと、たくさんの方法論を学び、採り入れもします。しかしそれだけでは、誰もが考えつくようなものにしかなりません。あと一歩、足りないのです。お客さん側からすると、もうひと味加えてくれないかな?状態です。

では、どうしたら喜ばれる企画になるのか?

つまるところ、お客さんのことをどれだけ理解しようとしているか、考え抜こうとしているか…ではないでしょうか。うそ?それが答え?と、言うなかれ。それができていないことが多いんですから。

企画にかかっている間は他のことをしていても、頻繁にそのことを思い出します。頭のなかだけで考えようとせず、現場に足を運びます。もう少し話を聞かせて、と電話する、メールする、押しかける…。

「どうにかしてあげたい」
「喜んでもらいたい」

そういった思いが企画書に出ていれば、提案中に大きく頷いてくれるお客さんの姿が見えるはずです。といいつつ、まだまだ悩むことしきりですが。

写真は、コンペ後に見えた中之島の夕景。すがすがしく、妙にキレイに見えるから不思議。

確認、かくにん、カクニン。

ライター近所のローソンにタバコを買いに行った。カートンで買ったので、店員がライターを付けてくれたのはいいが、3回ほどタバコに火を点けると使えなくなってしまった。最初から、なんだかおかしな具合で、原因は間違いなく「ガス切れ」だ。
もらったものであるし、このことに文句を言うつもりはない。

改めて気づいたのは、「確認」がいかに大切であるかということだ。
もしあのとき、ライターが使えるモノかどうか、店員が一度だけ確認すれば、残念なことにはならなかった。時間にして、ほんの1秒。これを実行していれば、「なんだかあのローソンは店員への教育がなっていない」とはならなかったはずだ。これがいくつも重なって、サービス業は大きな差がついていく。

ウェブ屋だって同じだ。サービスの品質は、しっかり問われる業界である。

社内で依頼されたものを「できました」とパスする。依頼した人がチェックすると、おかしなところがぽろぽろ…程度ならまだいい(効率を考えれば、依頼者の時間を無駄にしているのだから、本当は良くないが)。社内の依頼事項までダブルチェックはしないので、「頼むよ~。ちゃんとやってよ~」で済む。

これに対して、お客さんに納品するものを確認しないで見せるのは、言語道断。納品の連絡をするのは、何回も自分でチェックし、さらに隣の人にも確認してもらい、最終の「GO」が出たあとだ。一文字修正するのも、同じプロセスをたどる。例外はない。ローカルルールを認めると、品質が保てなくなるからだ。

誰しもミスは犯す。例外はなく、私もミスる。
でも、それを防ぐのは確認するという行為でのみ防げるのであり、たとえ私がミスっても、隣の優秀なスタッフが防いでくれる(いつもしっかりしたチェックをありがとう(笑))。何をおいても、「確認、かくにん、カクニン」だ。

サイト運営のちょっとしたヒント(SSI)

SSI(サーバーサイドインクルード)のしくみある程度のスキルを持つウェブ屋であれば、あたりまえで便利な仕組みSSI※(サーバーサイドインクルード)。こんな便利なことを使っていないサイトも多いのです。

「ヘッダーにあるリンクを修正して欲しいと言ったら、7万円かかると言われた」

「ものすごく手間がかかるので、次回のリニューアル時にしましょう」

よく聞いてみると、ヘッダーやフッター部分を共通ファイルにして読み込ませていない。つまり、全ページにヘッダーやフッターを入れ込んでしまっているんですね。そりゃ手間はかかるし、コストもかかります。納得。

いやいや、納得してちゃいけない。
それは、そんな仕組みでサイトを作ったウェブ屋の責任です。リンクを修正するだけなのであれば、作業の手間や確認といったプロセスをふんだとしても、数千円。それぐらいの費用でできるはずです。そんなウェブ屋なら、他にも不要なコストをたくさん払わされているかもしれません。

まだ若い業界ですから、知識レベル、技術レベルにかなりの差があります。業界全体がもっとスキルを高めて、より良いネット環境を築ければと思います。

※SSI(サーバーサイドインクルード)
HTMLのなかに、あるコメントを挿入することで、ウェブサーバーがコメントを挿入した場所に実行コマンドの結果(たとえば共通ヘッダーの表示)などを表示してくれる機能。
たとえば、ヘッダーを表示させたい部分に、以下のコメントを記述。

<!–#include virtual=”header.txt” –>

別ファイルの「header.txt」には、ヘッダーのHTMLを記述するだけです。サーバー側での設定なども必要です。

5年日記

日記

1年半前くらいから、毎日欠かさず日記を付けている。
仕事仲間のカメラマンご夫妻が10年日記をつけておられるのを聞いて、小学校の夏休みの宿題でもできなかった日記を付ける、ということをやってみようとなぜか思い立った。そのとき、なぜそんなことが自分にできると思ったのかは分からない。

私の使っているのは、先のご夫妻が使っておられるのとは違う5年日記。1ページに5年分の日付の日記が書けるもので、1年分の日記が書けるスペースは6行。A5サイズなので、そんなに気張らなくても書けるものだ。毎日のように、クラアイントから依頼のあった案件でコピーをあぁでもない、こうでもないと悩んでいるのだから、スペースを埋めることはできる。

だが、それは毎日の作業だ。これがクセモノ。
小学生の頃から課題だった、毎日コツコツ続けるということは、40年も経った今でもやっぱり大きな壁だ。この1年半、折れそうになったこともあったが、なんとか書けている。自分でもエラいと思う。「良くやってるな」「がんばってるな」と、褒めてやりたい。

でも今は、面白くて仕方ない。実は。
1年を過ぎた頃から、面白くなってきた。というのは、1年を過ぎると昨年書いた自分の日記が読めるからだ。1年前の自分が何を考えていたか、悩んでいたか、楽しんだか、を振り返ることができる。これはやった者しか味わうことのできない楽しみだ。2年続けると、もっと楽しくなるかもしれない。3年すれば、やめられなくなる。きっとそう。

コツコツ続けるということは、毎日の歩みは小さいけれど、長い目でみれば、恐ろしく大きなことだ。サイトの更新も同じだと思う。放置=事業の停滞だ。