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オフィスのBGM、職場環境を格好よく+コスパ最高に

オフィスのBGM、仕事環境を格好よく+コスパ最高に

オフィスに心地よいBGMを流すことで、無味乾燥な空間は快適で仕事の効率を高められるものに生まれ変わる。

創業以来、オフィスにBGMを流し続けていることだけで、当社が最高の職場空間になっているとまでは言えないが、スタッフからも「居心地がいい」と評判だし、外部の方からも「いいですね」と言われることも多い。

このコラムでは、最近新しくしたBGMのしくみをご紹介することで、あなたがイメージする理想のオフィス環境創造のヒントになれば幸いだ。

オフィスで流すBGMの効用

オフィスで流すBGMの効用

有料のオフィスBGMサービスを行っているUSENやKOKUYO、ミュージックバードなどがうたう効果のなかで、なるほどと思えるのが「イメージ誘導効果」だ。

始業前に営業職なら今日の戦いに備える心づもりを、ショップなら顧客の気分が上がり商品の購入に至る雰囲気づくり、カフェなら落ち着きがあり、話しやすいイメージのBGMに。たしかに、その場で聞こえる音はメンタルに大きな影響を及ぼしている。
自分の記憶が当時よく聞いていた音楽と結びついているのも、このあたりが関係しているのではないだろうか。

購買行動がBGMに影響されるのなら、オフィスでも時間帯に合ったBGMを流すことで効率を良くすることができるかもしれない。ただ、当社はそこまでスタッフを外的要因でコントロールしようとは思わないし、そうしなければ効率が上がらないようなレベルの人間はいないので必要はないが。

BGMでプライバシーを守る、マスキング効果

BGMでプライバシーを守る、マスキング効果

軽いノイズしかないオフィスで問題なのが、スタッフ同士の会話が聞こえてしまうこと。業務の話であっても、どうしても会話は耳に入ってくる。いやおうなく意識してしまうのだ。他のスタッフに伝える必要のない内容だったとしても。

まずい対応を先輩社員から指摘されることも、本人にとっては周囲に聞かれたくないことだろう。そういったプライバシーをある程度守ってくれることもオフィスに流れるBGMの大きな効果。会話が100%聞こえないくらい大きな音量でBGMを流す必要はない。ある程度で十分だ。

BGMにふさわしくない音楽も

BGMにふさわしくない音楽も

当社は10年ほど、CDをMP3に変換してBGMとして流していた。CD1枚にMP3なら音楽CDが6-7枚分は入るので、交換の手間も少なくて済む。流すBGMはスタッフが選んだものだが、選ぶにあたってはひつとだけルールがあった。
日本語の歌モノは厳禁。前述の「会話が耳に入ってしまう」のと理由は同じ。どうしても意識が歌詞を追ってしまうからだ。

私は好きでゴンチチを選んでいたが、彼らのアルバムのなかで、「北海道は、どこにある?ここにある!」だけは大失敗だった。歌詞があるのだ。

女性ボーカルが「北海道、北海道、北海道はどこにある?」と延々繰り返す。気に入ったアルバムの1曲だし、長いわけでもないので放置していた。しかしある時、女性スタッフが「また北海道探してる。まだ見つからないのか~」と思ってしまう・・・と話していた。

そうなのだ。やはり、日本語の歌モノはオフィスのBGMには使えない。

ベストなオフィスのBGM選択

ベストなオフィスのBGM選択

これまでの経験や反省をもとに、当社が一新したBGMのしくみについてご紹介しよう。
使わなくなった古いタブレットにアプリをインストールし、ネットラジオでエンドレスにジャズを流す。どうだ。格好いいだろう?最先端な感じだ。
実は、セッティングしてBOSEのスピーカーから音が流れ出した瞬間、思わず「おぉ~」と唸ってしまったことを正直にカミングアウトしておく。

ネットラジオを使えば、世界各国の放送を聴取することができる。北海道の地方局だろうが、アジアの民族音楽専門チャンネルだろうが、地球の裏側の流行歌謡(言い方が古すぎるって?気にしない、気にしない)だろうが大阪のオフィスにいながら、現地の雰囲気を味わうことができるのだ。

そのなかで我々が選択したのがジャズ。クラシック、パリのカフェ風、ピアノソロ、トリオ、ボーカル、フュージョン、なんでもチョイスできる「JAZZ RADIO」というアプリ。ジャズはオシャレっぽくて、仕事の邪魔になることもなく、ゲストが来ても「ふ~ん」と感じてもらえるところが良いのである。
かくして、当社のBGM音源は決まった。

音楽はカラダ全体で感じるもの。BGMでも。

音楽はカラダ全体で感じるもの。BGMでも。

学生時代、軽音楽に打ち込んでいた私に世話になっていた練習スタジオのオーナーがいつも言っていたこと。
「音楽はダイナミクスだ。生の演奏とレコード(当時の音源の主流はまだレコードだった)の違いはこれだ」

人を感動させる演奏は、音量の大小、強弱があるかないかだということ。MP3の音源を小さなヘッドフォンでどれほど長く聞いていても、演奏は上達しないし、耳も肥えない。小学校で習ったpp(ピアニシモ)からff(フォルティシモ)までを使ったダイナミックな演奏があってこそ人は感動できるのだということを理解しないと、音楽を語る資格などない、というのである。

私はオフィスのBGMを一新しようと決めた時、なぜかこの教えを思い出した。

「そうだ。重低音も必要だ」
その瞬間、ヨドバシでYAMAHAのサブウーファースピーカーをポチっていた。

まったくの衝動買いではあったが、これもオフィス新BGM作戦の成功要因のひとつだ。アンプにつながれたサブウーファーから流れる重低音は、天井から吊り下げられたBOSEの小さなスピーカーを見事に補完してくれている。確実に音質に深みが増したし、当社で流れているジャズのベース部分がスタッフたちの体にリズムを刻むことになった。

最後に。意外と大切なスピーカーコード

最後に。意外と大切なスピーカーコード

音源、サブウーファー、オフィスの新BGM作戦で追加導入したもののなかで、決してないがしろにしてはいけないのだと実感したものがある。スピーカーコードだ。

スピーカーコード!?なんじゃそりゃ!と思うなかれ。大事な音源を出力するアンプやスピーカーは大切だが、その信号を運ぶスピーカーコードだって快適なBGMを流すためには重要なファクターなのだ。

それまでオフィスで使っていたのは、安物のステレオセットについていた、へなちょこのコード。見るからに細く貧弱だったが、あなたと同じように「電気信号が通ればいいんでしょ」ぐらいに考えていた。何もなければ、そのまま使い続けていたかもしれない。

しかしあるとき、片方のスピーカーから音が出なくなり、どこかでスピーカーコードが断線しているのかもしれないと気付いたことがきっかけで、そこそこのもの(スピーカーコードで音が変わるなどと考えていなかったので、そんなに高いものを買ったわけではない)に買い替えた。するとどうだ。これまでシャカシャカと薄っぺらい音を垂れ流していたBOSEから、ものすごくピュアな音がこぼれ出したのだ。

スピーカーコードによって音質が見違えるということが私のなかでは、「目からウロコ」賞トップ当選もの。色気づいた中学生の頃に買ってもらったステレオセットから数えて40年も経ってはじめてその重要性に気づいたのだから。

私の気の迷いで、一気に一新された当社のオフィスBGMは、オフィス環境を劇的に変えたと言っていい。少なくとも「また北海道探してる」と考えてしまうスタッフはいなくなったし、雰囲気だけはオシャレそのもの。少しの投資で心地よく職場環境の改善に貢献するBGMの効果を、あなたもぜひ実感してほしい。

WordPessをスムーズに移行するための安全策

WordPessをスムーズに移行するための安全策

WordPressをCMSとして活用した環境を移行する際に、注意すべきポイントがいくつかある。カスタマイズを加えたWordPressのモジュールやデータベースの扱いだ。
たとえば、リニューアル時の開発用サーバーから本番サーバーへ、新しいサーバーの乗り換えでも慎重に移行を進めなければならない。

コーポレートサイト構築の際に、トピックス(お知らせ、新着情報)や製品検索などのCMSとしてWordPressを活用するケースは多い。
この記事では、WordPressをサーバー移行する際の、データベースの扱いについて、注意点について紹介しておく。スムーズかつ安全に異なる環境にWordPress一式を移行するための参考にしてほしい。

ドメインをデータベースに抱え込んでしまうWordPress

ドメインをデータベースに抱え込んでしまうWordPress

WordPressは、非常によく考えられて、よく作り込まれたソフトウェアであるが、約7年前にWordPressを扱い始めてから今日までずっと不満でならないことが1つだけある。

それは「データベースにドメインを抱え込む」ことだ。

WordPressは、記事のテキスト情報と一緒に記事中に掲載した画像へのリンクをドメインを含めて記録してしまっているのだ。たとえば「http://www.samplesite.ac/img/photo.jpg」の様に、絶対パスで記憶してしまっている。
ひと工夫すれば、絶対パスで記録しなくてもいいようにできそうなものだが、いまだに絶対パスのままだ。
この状態のまま、本番サーバーにデータベースを移行してしまうと、画像ファイルなどは、開発サーバーを参照してしまうことになる。

「WordPress お引越し」や「WordPress サーバー移行」などでネットを検索すると、プラグインを用いたり、データベースにSQLでパッチをあてたりと、いくつかの方法を見つけられるが、当社ではデータベースのエクスポートファイルを直接書き換えることで対応している。
テキストエディタの一括置換で済むこの方法が最も時間がかからず、お手軽だ。

以下に、簡単な手順を紹介しておこう。

テキストエディタの一括置換

テキストエディタの一括置換

  1. mysqldumpコマンドか、phpMyAdminからWordPressで使用しているデータベースをエクスポートする。
    通常、なにも指定しなければSQLで構成されたダンプファイルとして作成される、
  2. 次の吐き出されたダンプファイルをテキストエディタで一括置換する。
    旧サイトが「「http://www.samplesite.ac/」で表示されていた場合、「www.samplesite.ac」の部分を「www.newsite.ac」に文字列置換すればよい。
  3. あとは、再びmysqlコマンドか、phpMyAdminで本番サーバーのデータベースへインポートすれば完了だ。

HTMLの記事、固定ページをインポート

HTMLの記事、固定ページをインポート

当社の制作するWEBサイトは、サイト全体をWordPressで完結させることは稀で、更新頻度の少ないページは、静的HTMLで制作している。しかし、更新頻度が少ないページのなかでも定期的に更新が必要なページは、WordPressの「固定ページ」に入力して、その内容をクライアント自身で編集可能な形にしている。

固定ページとして入力する際、ページデザインに図表が組み込まれていることが多いため、HTMLの形式で入力しているが、このHTML入力はサーバー移行の際に手を焼かせてくれる。

前項で紹介したとおり、移行に際してデータベースをphpMyAdminでエクスポートすると、通常はSQL文の塊としてダンプファイルが生成される。このダンプファイルを本番サーバーでインポートする際、記事や固定ページにHTMLが記述されているとエラーを起こすことがある。

ただ、すべてのケースでエラーが起きるわけではない。エクスポートする際のダブルクォーテーションやシングルクォーテーションの処理に不具合があるか、インポートする際の解釈に問題があるかでエラーを起こすことがあるのだ・・・。

これが本番公開を間近に控えた本番サーバーへの移行作業の際に判明すると「データベースが移行できない!!」と焦ってしまうことになるのだ。しかしこの記事を読んでいるあなたは、もう心配することはない。エクスポートする際に、ひと工夫するだけで回避できるので安心してほしい。

そのひと工夫とは、phpMyAdminでデータベースをエクスポートする際に「XML」形式でエクスポートするだけだ。インポートの際は、phpMyAdminが自動的に認識してくれるので何も気にする必要はない。

エクスポート指定

WordPressの移行用プラグインも

WordPressの移行用プラグインも

WordPressの開発者がどこまで考慮しているかは不明だが、一度構築したWordPressの環境一式を移行する部分については、いまひとつ配慮に欠ける部分があるのは事実だ。

しかし心配することはない。今回紹介した方法は、まだサーバー移行のプラグインが充実していない頃からWordPressを扱っていた筆者が実行してきた方法のひとつであるし、今では、サーバー移行用のプラグインをいくつか見つけることができる。そのなかでも「Duplicator」が使い勝手が良さそう思われるので、機会があれば実務で使用し、次回はレポートとして紹介しようと考えている。

オフィスのBGM

BOSEフレイバーズのオフィスでは、常時音楽が流れています。
以前は簡単なシステムのオーディオセットだったのですが、今年になってスピーカーをBOSEに変えました。
以前はとにかく音楽が流れていて、リラックスできればそれで良し、と思っていましたが、少しいいスピーカーを通して、耳にやさしく音楽が聞こえると、やはりなにかが違うのに気づきます。それは、楽器の音がきちんと分かれて聞こえるようになったこと。安物のスピーカーだと、グチャグチャに混ざった音にしか聞こえませんが、いいもにのはやはり理由がありました。

設置は場所をとらないように、天井からのつり下げ。よくお店でみかけるような方法です。こういうときは、私のD.I.Y.魂に火がつき、配線の取り回しから天井へのつり下げ工事まですべてを自分でこなします。キレイにできてますよ、自分で言うのもなんですけど。もちろん休みの日に出てきて、コソコソと(笑)。

これを機に、プライベートでもBOSEを使い始めました。オフィスより大きめのものです。オフィスではあまり大きな音で音楽を流すことはないので、そんなに大きなスピーカーは必要ありませんが、自宅には少し奮発して大きめのものを買いました。実はこのBOSE、いつか欲しいなと思っていたもの。実際に商品が届き、自宅に設置したときは、「ひとつ思いがかなったなぁ」しみじみとしたものです。

プロジェクト用ファイルラック

ファイルラック

フレイバーズには、プロジェクト(短期間で終わるメンテナンスサポート案件から、長期にわたる新規構築のプロジェクト案件まで)のドキュメント類を1ヵ所に集めてあるファイルラックがあります。
各担当者は、処理を行う時には必ずこのファイルラックから必要なファイルを取り出して片付け、処理が完了したら必ず元の場所に戻します。

これを個人の机のどこかにしまい込んでしまうと、何かの機会(担当者が不在で、クライアントから問い合わせがあった時や不具合を見つけ、修正しなければならなくなった時など)に探そうとしても、なかなか見つからないことが多かったのです。

結果、クライアントに迷惑をかけ、他の担当者の時間もムダにすることになる。とすれば、これは1ヵ所に集めて、探しやすいように整理するしかないだろう、となったわけです。ファイルを取りに行く手間は増えますが、逆に効用も大きい。

1.個人の机が片付き、仕事がはかどる。
2.ファイルを探すムダな時間はほぼなくなる。
3.ファイルを探しやすくしないといけないという課題があるので、キレイに片付ける。
4.頻繁にファイルラックをチェックするので、整理も進む。
5.いろんなサイズや種類のドキュメントがあり、乱雑な感じになってしまう空間もスッキリする。

やはり、基本は整理整頓。あまり極端にやりすぎるのはいけませんが、適度に整理をすると、仕事環境や効率は変わります。そして何より、心が豊かになるような気がします。