コラム(フレイバーズなコト)

フレイバーズなコト 2018年7月2日

ほんの少しの贅沢で、通勤は楽しく特別なものに

ほんの少しの贅沢で、通勤は楽しく特別なものに

かかる時間の差はあれど、おそらくほとんどの勤め人に不可欠な通勤時間。
その過ごし方は人により様々だと思うが、筆者は音楽を聴くことをオススメしたい。

通勤で音楽を聴くだけなら大抵の人が経験していると思うが、ほんの少し贅沢をするだけで、通勤することがもっと楽しみになるということをお伝えしよう。

音楽を楽しむための通勤時間

音楽を楽しむための通勤時間

通勤中に音楽を聴いている人は、単にBGMとして「流している」人が多いのではないだろうか。筆者も、以前はとりあえず流しているだけの状態であった。しかし、イヤホンをワンランク上のものにしてからは、通勤時間が自分の楽しみの1つとなった。

それは、ワンランク上のものに変えただけで、今までよりも良い音で音楽を聴くことができるようになり、「ただ流している」受動的な状態から、「音楽を楽しむ」という能動的な行為に変わったからである。
今や、筆者にとって、通勤時間は「音楽を楽しむ」ためにある。

イヤホンで音楽は変わる

イヤホンで音楽は変わる

通勤中に音楽を聴いている人は、比較的リーズナブルな2千円~3千円のイヤホンを使用している人が多いのではないだろうか。

もしあなたも同様ならば、5千円~1万円までで買える、ワンランク上のイヤホンを試してみることを、筆者は強くオススメする。
もちろん5千円未満でも、音質が良いとされている製品はたくさんある。しかし、あまり音の違いに敏感でない人でも違いがわかるようになってくるのは、5千円以上のものだと思う。

今まで聴いていた音と違う!と感じられるのは、次の3点だ。

  • 音がよりクリアになり、音のバランスが良くなる。
  • 音域が広くなる。(高音・低音がよく聞こえる)
  • 音に深みが出る。(立体感や奥行きがあるように感じる)

製品によっては当てはまらないこともあるが、おおよそ共通だと思う。
ただしこれらの感じ方は聴く人によっても、かなり個人差がある。また普段どんなジャンルの音楽を聴くかによっても、印象が異なるだろう。お店の売れ筋ランキングや、ネットでレビューを参考に購入するのもいいが、一番確実にいいものを買うには、必ず「自分のよく聴くジャンルの音楽で試聴する」ことがポイントだ。

例えば、筆者はよくロック系の音楽を聴くが、2千円~3千円のイヤホンだと低音(ベースやドラム)があまり聴こえない。だが5千円以上のものになると、ぐっと聴こえやすくなる。また低音の聞こえやすさに特化したイヤホンだと、さらに低音が際立ち、迫力が増す。

ところがその反面、高音やボーカルの声が少しこもって聴こえることもある。そのため、よく聴くジャンルが女性ボーカルやピアノベースといった高音メインの曲の場合は、低音に特化したタイプを選ぶのは逆効果なのだ。

そんなことにならないための、最も理想的な選び方は、ネットなどである程度、自分が聴きたい音の方向性と一致する候補を絞り、最終的には「試聴」をして購入すること。そうすれば、きっとあなたのベスト・イヤホンが見つかるはずだ。

いい音で楽しむ通勤

いい音で楽しむ通勤

もしも、あなたがイヤホンをワンランクアップさせたなら、聴きなれた曲も、音がよりクリアに聴こえ、新鮮に感じられることだろう。それなら試しにあの曲も聴いてみよう、この曲も聴いてみたいと思うはず。これまでは流していただけのBGMだった曲を、あなたは音楽として「楽しんでいる」状態になっているはずだ。

そうなれば、新曲をこれで聴いたらどうなるだろうと、次の通勤が楽しみになってくる。また四季や天気に合わせて聴く音楽を変えてみようなどと、さらに楽しみが増えてくる。気分によって聴く曲も変えたくなる。

あなたの心にそういった変化が現れ始めたならば、この世から音楽がなくならない限り、あなたにとって通勤時間は「退屈な時間」ではなく「楽しみな時間」だと感じることができるにちがいない。

仕事の前後にある時間だからこそ

仕事の前後にある時間だからこそ

音楽を聴くことには、精神的にリラックスできる効果や、モチベーションを上げる効果があると言われている。筆者の通勤は片道1時間以上かかるため、どうしても疲れを感じる時がある。朝、そのまま沈んだ気持ちで職場に着き、いざ仕事に取りかかろうとしてもなかなか身が入らないこともあった。

そんな朝には、アップテンポな曲を聴くことで気分を上げ、その日の仕事のいいスタートにつなげる。帰りには少しゆったりした曲を聴き、リラックスすることで気持ちを落ち着かせ、その日の疲れを和らげる。
こんな風に音楽の選択をすることで、1日の気持ちをコントロールすることもできるようになった。

通勤時間を退屈に感じている人にはもちろんだが、憂鬱にすら感じている人にこそ、騙されたと思って試してみてほしい。ほんの少しの贅沢で通勤時間がとても楽しくなることを。
きっとあなたの1日が、もっと素敵なものになるはずだ。

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執筆:上田 健人

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