コラム(フレイバーズなコト)

フレイバーズなコト 2018年6月20日

根拠のない自信は、人生の杖になる

根拠のない自信は、人生の杖になる

もし、誰かに「生きていくうえで何が大切か?」と聞かれたら、間違いなく答えることの一つに、「根拠のない自信」をあげるだろう。
簡単にいえば、「大丈夫、きっと上手くいく」と何の根拠もないけれど、心から信じられる力のことである。

人によっては「なんてお気楽な」と一笑されるかもしれないが、いえいえ、人生ここぞという時に、自分を助けてくれる財産のようなものだと筆者は考える。今回は、根拠のない自信の大切さについて真剣に書いてみることにする。

「根拠のない自信」とは?

筆者も、そして当社の代表も、二人揃って根拠のない自信を持っている。筆者の場合は、大した取り柄もないのだが、これに関しては胸を張れる(笑)。
でも、それが一体どこからやってくるのか?と聞かれても、明確な答えは出てこない。だって、本当に根拠がないのだから。

しかし、半世紀ほど生きてきたなかで、「根拠のない自信」に助けられたことは山ほどある。
たとえば、

  • いくら心配したって仕方がない場合。
  • 自分が努力しても、状況を変えられるような話ではないとき。

そんな時には、「まあ、ええか。どないかなるやろ」と笑っていると、なぜか本当に「どないかなる」から不思議なものだ。

「根拠のない自信」は幸運を呼んでくれる

「根拠のない自信」は幸運を呼んでくれる

いつだったか大企業のトップ対談のTV番組で、こんな会話がなされていた。
「自分は運がいいと思わないと、運は良くならない」。
確かにその通りだと思う。筆者の周りでも、強運の持ち主たちは、間違いなく自分の運の強さを信じて疑わない人ばかりである。

そんな人たちを見ていて思うのは、みんな楽しそうであること。
もちろん、ストレスの多い現代社会に生きている限り、誰もがさまざまに煩わしい悩み事や課題を抱えているのだが、それでもなぜかみんな幸せそうで、自分の人生や現状にかなり満足しているようだ。
物事に好循環と悪循環があるとしたら、まさに好循環を自分で作り出している感じがする。そこには、年齢や社会的地位など関係ない。

たとえば、ある保育園でのお話。
先生が子供たちに、「みんな、今から何でも自分の好きな遊びをしていいよー」と声をかけた。すると、子供たちはみんな思い思いの遊びを始めた。人形遊びや追いかけっこなどなど。
しかししばらく経つと、なんとみんなが同じ一つの遊びを始めたそうだ。それは、一番楽しそうな遊び。一番おもしろそうなところに子どもたちは集中したのだそうだ。

人は、楽しそうなことや幸せそうな人の周囲に無意識に集まっていく。人だけでなく、Good Luckもそうなのかもしれない。

「根拠のない自信」がもし、はずれたら?

「根拠のない自信」がもし、はずれたら?

「そんなこと言っても、もし自信が外れたら?」心配性な人はそう思うだろう。確かに外れることもある。

たとえば、筆者はかなりの「晴れ女」を自負していて、ほとんど傘を持って出かけないのだが、時にはどしゃ降りに遭うこともある。そんな時には、代表がカバンに忍ばせている折りたたみ傘のお世話になり、「いい加減にせえよ」と言われるのだが、それでも傘を持って出ない。(当社代表は、青春時代を雨の多い鳥取県で過ごしているため、傘に関しては慎重派)。まったく、一緒に歩く人にとっては迷惑な話である。

しかし、晴れ女である以上、傘は必要ないのである。ときどき雨に濡れようが、それはたまたまお天道様の都合と合わなかっただけ。そこはカウントしなければいいのだ。そうやって過ごしていると、大概は傘いらずで過ごすことができる。

こうやって書いてみると、もしかしたら単に厚かましいだけなのかもしれない。
あるいは、他人からは「結構、苦労も多いようだけど?」と思われているかもしれない。
しかし、他人がどう見ていようと、自分が幸せならそれでいいじゃないか。本人が満足なら、何も問題はないのだから。

大切なのは、物事をどう受け止めるかではないだろうか。
時には、大雨でびしょ濡れになっても、農家の人たちは喜んでいる。それなら自分が濡れたことも意味がある。今日は雨が降ってよかった。そう思っておけばいいのだから。

根拠のない自信とは、自分を信じる力

根拠のない自信とは、自分を信じる力

けれども、ここで間違ってはいけないことがあると思う。
それは何も努力しないで、変な自信だけ持つこと。上手くいかなかったときに、それを誰かのせいにすること。

当社代表は、根拠のない自信家であるだけでなく、人一倍の努力家でもある。自分のめざす目標にむかって、歩むべき道を見極めて、最短距離で切磋琢磨しようとする。そこが筆者には足りない部分であり、いつも学ばせてもらっている。

大切なことは

  • 最悪の事態もちょっとは想定しつつ、ベストを尽くす。そして、自分の力を信じること。
  • いつも感謝を忘れないこと。
  • どんなときでも陽気に笑っていること。

きっとそんなふうに毎日生きていれば、根拠のない自信は自然に身に付いてくる。そして、どんな困難なことにも立ち向かう勇気を与えてくれる。誰かに助けてもらうのではなく、自分自身で進んでいくしかない。

しつこいようだが、最後にもう一度だけ。根拠のない自信を持ち続けよう。
他人にどう思われようと、ポジティブであることは人生何よりの幸せである。

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執筆:植松 あおい

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