コラム(WEB制作のポイント)

WEB制作のポイント 2014年11月13日

インタビューのコツを、たった3分でつかむ方法

コツその2 : 相手にたくさん話してもらうための雰囲気づくり

限られたインタビュー時間内に、いかに本質的な話を引き出せるか。
そのためには、取材相手との心の距離を少しでも縮めることが鍵となる。そのための3つのコツをご紹介しよう。

2-1. 場の空気を整える

質問に入る前に、余談をまじえて取材相手のコンディションを探り、気分をさり気なく盛り上げていく。

「いい話ができるだろうか・・・」
会社の代表としてメッセージを伝えなければいけない取材相手は、おおよそ緊張しているもの。インタビュアーの私たちも同様に大きな責務を負っているわけだから、お互いの緊張をシェアするがごとく、肩の力を抜けるような軽いトークから始めよう。

一番手っ取り早いコツは、何かひとつ褒めること。

「この眺め、最高ですね!」
「8月の花火大会のときは、特等席ですよ」
「いいですねぇ~、うちとはえらい違いだわ~」
「花火大会の時に、忙しくなければいいんですけどね(笑)」

自分のことや会社のことを褒められて嬉しくない人はいないだろう。
そんなツカミの会話の最中も、気を抜いてはいけない。
「この人は、嬉しいときにこういう相づちをうつのか・・・」とか
「話し出す前に少し沈黙があるタイプかな」など、取材相手の会話パターンをなんとなく掴んでおこう。

2-2. 同調して受けとめる

インタビューを成功させるには、プランが大切。

取材相手とさり気なく波長を合わせることで、会話はぐっとスムーズに流れはじめるものだ。こちらの心をピュアな状態にリセットして、すべての言葉を素直に聞ける準備をしよう。会話はよくキャッチボールに例えられるが、インタビューで大切なのは、球を受け取った時に大きな声でつど「ナイスボール!」と反応することだ。しっかりと目をみて大きくうなづく。私は、ちゃんとあなたの話を聞いています。考え方に賛同している、感動さえ感じている、という意思表示が必要だ。

心理学的に、人は「自分が受け入れられている」と感じると心を許しやすくなり、相手にも好感を持ちはじめる。要は、「この人なら、安心して話せる」と感じてもらえる雰囲気を作るのだ。

相手と波長を合わせるための、ちょっとしたコツをご紹介しよう(あまりやり過ぎるとウソっぽくなるので、あくまでもさり気なくが基本)。

  • 笑顔で話を聞く
  • 大きくうなづく
  • 「なるほど」「そういうことなんですね」「よく分かりました」といった相づちを入れる
  • 相手が話している時は、必ず視線をあわせる
  • 相手の手の動きをときどき真似てみる(たとえば、机の上に手を置くとか、あごを触るなど)
  • 自分の意見を主張しない
  • 意外なこと、知らなかったことを聞いた際には、大きく目を見開いて驚く

2-3. 最大の敬意をはらう

インタビューを成功させるのに最も大切なポイントは、取材相手のことを好きになること。会話の時間を心から楽しむこと。いい話を聞きたいと思うなら、仕事という意識を越えて、絶対に何か学んで帰ろうという気持ちで臨むべきだ。こちらが目を輝かせて、「もっと聞かせて!」とばかりに質問を繰り出せば、インタビューを受ける相手も盛り上がる。

だから事前の下調べが必要なのだ。
相手はどのような経歴なのか、それはどのようなプロジェクトだったのか。

深く調べることは、相手に敬意をはらうことにもつながる。そして、そのなかできっと取材相手の良いところが見つかり、ファンになれる部分があるはずだ。きっとあなたは、インタビュー前日から、明日のことが気になって仕方なくなる。取材時には、やっと会えた憧れの人を見るような態度に、相手はすぐにでも心を開いてくれるはずだ。この時点で、もうほとんど結果は見えていると言ってもいいだろう。

インタビュー・取材について、もう少し詳しく
WEB制作実績

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植松 あおい
株式会社フレイバーズ専務取締役。セールスライティング担当。フラダンスに命かけてます。

 

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執筆:植松 あおい

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