コラム(WEB制作のポイント)

WEB制作のポイント 2015年2月9日

質問の仕方。話の核心に触れるための6つの方法

質問の仕方。話の核心に触れるための6つの方法

コーポレートサイトに企業の強みや特長を紹介するコンテンツを作ることが多くなり、WEB担当ではない部門の方にインタビューをする機会がある。大切な話を聞けるチャンスはほとんどの場合が1回きりだから、その貴重な時間をいかに有効に使うことができるかは全てあなたの質問力にかかっている。

初対面の相手から気持ちよく核心を引き出すには、少しだけ工夫が必要だ。しかしそれができていなければ、インタビューは「何となく」の結果になり、お互いの貴重な時間は無駄になり、あなたへの信頼は崩れ去ってしまう。

この記事では、インタビュー経験が豊富でなくても、相手の懐に飛び込み、話の核心にぐいぐい迫る効果的な質問の仕方をご紹介する。

[ 1. 事前の準備 ]

1-1. 質問したいポイント3つをまとめる

質問したいポイント3つをまとめる

何の準備もなくインタビューに臨んでもぼんやりとした会話に終わってしまうだけ。予め自分が何を聞きたいのか、ポイント3つにまとめておこう。そのためにインタビューする相手の周辺情報を調べておくことも必須だ。

1-2. 質問から始まる、次の展開を構成しておく

3つの質問が決まったら、それを聞いた後の話の展開も考えておく。

「無料キャンペーンを始めたきっかけは?」
「誰もやっていなかったからだよ」
「ははー、なるほど。すごいですね。ユーザーは喜んだでしょう」
「そうだね」

これでは会話が発展しないし、質問される側も盛り上がらない。

「いきなり無料では、社内の反対もあったんではないですか?」
「でも私には、ある核心があったんです」
「え、どんな核心なんです?」
「それは・・・」

社内の反対をどう説得したのか?マーケットで、それはなぜブランド認知のきっかけに作用したのか?など、次の展開を考えたうえでの質問を繰り出そう。

1-3. 会話が向かうべき結論を定めておく

そのような準備がなぜ必要なのか?それは最終的にまとめたいインタビュー記事の結論に向かわせるためにある。

[ 2. 質問の場面で ]

2-1. 最初の15分が勝負だ

最初の15分が勝負だ

筆者が尊敬する大学の経営学の教授によると、初対面で10~15分話せば相手のレベルが分かるという。

個人差はあるものの、誰でも最初の数分間で「こいつとは気が合いそうだ」とか「なかなか話が分かる人だ」と判断している。

最初の切り出し方で相手の興味を惹かせることができれば、会話はスムーズに発展する。

「実は私、先生の本の大ファンなのです」とか
「御社の商品のまったく新しい使い方を考えたんですけど・・・」などなど。

何も小難しいことを言う必要はない。素直に心を開いて一歩踏み出せば道は拓けるものだ。

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質問の仕方。話の核心に触れるための6つの方法、後半は

「2-2. 少し寄り道しながら掘り下げていく」へ

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執筆:植松 あおい

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