コラム(WEB制作のポイント)

コピーライティング 2017年7月21日

オノマトペとは?文章がガラリと変わる、とっておきテク

オノマトペの効果

オノマトペの効果

上記の比較でも分かるように、オノマトペを適度に使った文章は、圧倒的にとっつきやすく、読みやすい。マンガの世界でもオノマトペが欠かせないのは、一瞬で状況を読者に伝えることができるからだ。ちなみに「シーン」というオノマトペを初めてマンガで使ったのは手塚治虫なのだそう。難しい説明なしに、無音の緊迫感を伝える、秀逸のオノマトペである。
マンガほどではないけれど、やはり「読みやすさ」が求められるWEBライティングでは、オノマトペを活用するメリットは大きいといえるだろう。

そして、オノマトペが持つもう1つの利点は、何といっても臨場感・シズル感である。
蕎麦を「ズルっと」すする、たくあんを「ぽりぽり」食べる・・・。オノマトペが読む人の感覚に訴えかけ、舌ざわりや歯ざわり、味をいやおうなく想像させてしまう。このすごい効果を知れば、TVレポーターによる食レポの、オノマトペ率の高さも納得というものだ。もしあなたが食に関するライティングを担当しているなら、ぜひオノマトペを修行して達人になることをおすすめする。

オノマトペの効果的な使い方

オノマトペの効果的な使い方

適切に使えばオノマトペは絶大な効果を発揮する。だからこそ、乱用には気をつけたい。
笑い話でよくある、関西弁の道案内。「この道をガーッと行って、ピュッと曲がってズンズン行って、最後ガッと曲がったら着くで」なんて言われても、まったく伝わらない(笑)。

オノマトペひとつで、数えきれないことが伝えられる。だからこそ、オノマトペに頼りすぎないことも大切だ。書き終えたら読み返してみて、道案内の笑い話状態になっていないかもしっかりチェックをしよう。
また、文章のTPO・用途についてもチェックしておこう。オノマトペの得意分野は感情や感覚に訴えかけること。だから商品の説明など正確性が求められる部分に、オノマトペはそぐわないといえる。あいまいな言葉で伝えたつもりになって、大事なことが伝わっていないなんていうことのないように。

とはいえ、どうも自分の文章は分かりにくい、最後まで読んでもらえない、なんとなく面白くない・・・とお悩みの方がいたら、ぜひ優秀なオノマトペたちの力を借りてみよう。要所要所でオノマトペを入れると、格段に楽しい文章になり、読みやすくなる。その絶大な効果にきっと驚くことうけあいだ。

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執筆:admin

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