コラム(フレイバーズなコト)
フレイバーズなコト 2015年5月27日
影響力のある人に共通する、6つのポイント
5.誰に対しても、丁重な言葉遣い
これもメンタル的な「余裕」から来ていることだ。
自分に自信があるから、他者に対してリスペクトできるようになる。自分に自信がない人ほど、他者を妬んでしまうことの裏返しだ。
ほんとうに優れた人ほど、下々の人にも腰が低いではないか。
描いていたイメージとのギャップが大きいほど、影響力は高まっていくのである。
常日頃からギャーギャーうるさい上司は、部下から慕われているだろうか。彼は自分に自信がなかったり、焦っているからそうなってしまうのだ。
そういった「自信のない上司」より、時折オフィスに顔を出して平社員たちの横に座り、ニコニコと話を聞いてくれる事業部長になら、誰もがついていきたいと思うはずだ。
6.社会的意義を説ける
信念を持ってコトにあたっている人は、それが正しいと考えている。
何かをセールスすることだったとしても、それが社会的に意義のあることだと胸を張って言える。
いきなり社会的意義を唱えるセールスは控えた方がいいと思うが、問われたときには胸を張って答えられることが必要だろう。そこで戸惑ってしまっては、相手に見透かされる。
他の5つのポイントより、大切なことかもしれない。
影響を与えられる人になるために
影響力のある人は、言い換えれば「周りに良い影響を与えられる人」ということ。これはすなわち、他者の成長を促せるようなメニューを考えてあげられるということ。
世界的な名著「影響力の武器」を執筆したロバート・B・チャルディーニ氏は、他者に対する心理学的に影響を与えるアプローチとして、「返報性」「希少性」「権威」「コミットメントと一貫性」「好意」「社会的証明」を挙げている。
筆者が挙げた影響力のある人に見られる話し方の共通点にも重なる部分がある。
「思わず契約してしまった」
と相手に思わせる人には、心理学的にも優位なアプローチ方法が身についているのだと考えられる。後天的に身に付けることも不可能ではないはずだ。あなたも、少しずつ取り組んではいかがだろう。もちろん、筆者も。