製品ブランディング

メーカーが強いブランド力を持つことは、どのような状況においても優位性を発揮します。市場での指名買い、価格面でのメリット、信頼性、伝播力など、数え上げればキリがありません。
 

製品・サービスのコモディティ化が進み、ビジネス環境が多様に変化していく時代においても、つねに顧客から指名され、継続的に利用される「売れ続ける理由」がある。新製品を市場投入する際にも、ベースとなる信頼性から受け入れられやすくなる。そしてなにより、市場からの評価は、社内のモチベーションアップに大きく貢献します。
ブランドを確立させたメーカーは、好循環でその強さを増していくのです。

ブランディングのメリット

製品が支持されている理由を明確にし、訴求すべきポイントが明らかになるため、販促活動における場当たり的な迷走がなくなります。競合他社との差別化ポイントを施策化できるので、バイヤー、最終ユーザーへの訴求もしやすくなり、販売価格にも影響を与えます。

製品ブランディング実施の前後における比較 製品ブランディング実施の前後における比較

ブランディングの進め方

製品ブランデイングは、社内ヒアリングやワークを通じたSTP分析などをもとに、市場で戦えるポイントを抽出。ブランドとしてのイメージ、意図的に顧客にどのように感じてほしいかを継続的な販促プランとして立案します。

商談の際の提案資料、セールストークなどもブランディングの結果を反映させながら整備し、市場投入を図っていきます。

製品の市場分析から販促クリエイティブに至るまでのプロジェクト推進方法 製品の市場分析から販促クリエイティブに至るまでのプロジェクト推進方法

市場で優位性を保てる自社製品の訴求ポイントを明らかにするために、通常のブランディングと同様、社内でのヒアリング、ワークを通じたSTP分析などを行い、社内外の環境分析、ターゲットユーザーの特定、市場でのポジショニングなどを行います。
さらに市場からの評価といった指標を加味し、製品訴求の方向性(ブランド・アイデンティティ)を策定します。
このブランド・アイデンティティをもとに、顧客に対してどのようなイメージを持ってもらうべきかを設定。明確な意図をもって、販促活動を推し進めていきます。
 

プロモーションプランの立案では、競合他社の販促策をふまえ、ブランド・アイデンティティをより強固にイメージさせる継続的に可能なアイデアを抽出します。

製品にミッションや理念、パーパスが反映されているか

コーポレートブランディングと製品ブランディングは、相互に依存しあいます。しかし、残念ながら企業として掲げているミッション、理念が製品や訴求方法に反映されていないケースが多々見受けられます。
企業の販促活動として、このポイントが足りていないのは、一貫性に欠けることになり、いろいろな局面で企業自体の存在意義と製品の存在価値に齟齬が生じることになります。

  • 製品は、企業として掲げるミッション、理念が昇華されたものであるか。
  • 製品の紹介コピーに、ミッション、理念を感じられるものか。
  • 市場での活動は、ミッション、理念に基づいたものか。

ミッションや理念は理解できるが、そこを曲げてでも売り上げを上げることを優先してしまう・・・といった思考で事業を進めると、企業としてのブランディング活動は意味のないものになってしまいます。
製造、販促、営業の各部門で、どのようにミッション、理念を反映させた活動にできるか、考え続けることをおすすめします。

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